いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

死なずに済んだかも

少し遅いけど、


電気毛布や、お風呂脱衣所のストーブを押し入れに仕舞い込みました。


電気毛布もストーブも、最近全然使っていなかったけど、


面倒くさくて仕舞うのを伸ばし伸ばしにしてたのです。


それから今日は、歯医者に行った帰りに冬物をクリーニングに出しに行って、


今までタンスの横に、


ハンガーにかかったダウンジャケットが暑苦しくてうっとうしかったけど、


それからもやっと解放されました。






最近、右腕がずっと痛むんです。


最初のうちは筋でも違えたかな…と思っていたのだけど、


多分もうそろそろ痛み始めてから1ヶ月くらいになるので、


おそらくこれも老化現象の一つなんだなぁ、と認めざるを得ません。


だから今日、


ストーブだの電気毛布だのを仕舞うために


身体を動かす度に、イタタタタタタ! イテテテテテテ!と思わず声が出て、


結構ひどい思いをしました。





今まで私、自分自身の身体の老化について、どちらかというと疎いほうだったのですが、


(2年ぐらい前からすでに高脂血症気味を指摘されてはいますけど)


今回の腕の痛みには、なんだか大きなショックを受けました。


「体が思ったように動かせない」って、かなり現実味があります。


それに、今日行った歯医者さんも、別に虫歯があるわけではないのですが、


加齢のせいで歯周病になってるから…と、


定期的に2ヶ月に一度通うことになったばかりです。





ついこの間、職場の先輩に、


「60を超えると一気に来るわよぉ~~」と脅かされたばかりです。


そのせいか最近、


人間は歳を取って体は老いていくのだ、そしていずれ死ぬんだ、ということに、


なんだかとても過敏になってしまっています。


今まで、仕事で施設のお客さんが亡くなるの、さんざん見てきたくせにね。


旦那さんが亡くなっても、悲しいかな、それはある意味他人事で、


いずれ自分にも降りかかること…として、死を受容することができていませんでした。




実は最近、テレビでアルツハイマーの患者さんのドキュメント番組を見ていて、


この病気は女性の罹患率が高いのだそうで、


以前、知人の女性で若年性アルツハイマーになった人がいるし、


それもすごく怖いです。




でも。 ん~~。 そんなことを考え始めると生きた心地がしませんけど、


旦那さんは私より年齢は上だったから、


生前、同じような事を感じていたのかな、なんてふと思いました。


そんなこと、あの人は私には一言も漏らしませんでしたけど。


でも彼の事だから、私を怖がらせないためにあえて言わなかったのかもな。


でも、思い出すと、


旦那さんは亡くなる前の半月ぐらい、


寝室に行く前に、私に必ず、「大好きだよ。ありがとね。」と言うようになったのですが、


それって、おそらく何かを予見しての行動だったと思うのです。


だから、その時もし旦那さんが、自分の死をなんとなくでも予感していたのなら、


そのために感じる恐怖を、


ひと言私に言ってくれていたらなぁ、と。


そしたら、死なずに済んだかも、なんて、


未だに時々考えます。

×

非ログインユーザーとして返信する