死なずに済んだかも
少し遅いけど、
電気毛布や、お風呂脱衣所のストーブを押し入れに仕舞い込みました。
電気毛布もストーブも、最近全然使っていなかったけど、
面倒くさくて仕舞うのを伸ばし伸ばしにしてたのです。
それから今日は、歯医者に行った帰りに冬物をクリーニングに出しに行って、
今までタンスの横に、
ハンガーにかかったダウンジャケットが暑苦しくてうっとうしかったけど、
それからもやっと解放されました。
最近、右腕がずっと痛むんです。
最初のうちは筋でも違えたかな…と思っていたのだけど、
多分もうそろそろ痛み始めてから1ヶ月くらいになるので、
おそらくこれも老化現象の一つなんだなぁ、と認めざるを得ません。
だから今日、
ストーブだの電気毛布だのを仕舞うために
身体を動かす度に、イタタタタタタ! イテテテテテテ!と思わず声が出て、
結構ひどい思いをしました。
今まで私、自分自身の身体の老化について、どちらかというと疎いほうだったのですが、
(2年ぐらい前からすでに高脂血症気味を指摘されてはいますけど)
今回の腕の痛みには、なんだか大きなショックを受けました。
「体が思ったように動かせない」って、かなり現実味があります。
それに、今日行った歯医者さんも、別に虫歯があるわけではないのですが、
加齢のせいで歯周病になってるから…と、
定期的に2ヶ月に一度通うことになったばかりです。
ついこの間、職場の先輩に、
「60を超えると一気に来るわよぉ~~」と脅かされたばかりです。
そのせいか最近、
人間は歳を取って体は老いていくのだ、そしていずれ死ぬんだ、ということに、
なんだかとても過敏になってしまっています。
今まで、仕事で施設のお客さんが亡くなるの、さんざん見てきたくせにね。
旦那さんが亡くなっても、悲しいかな、それはある意味他人事で、
いずれ自分にも降りかかること…として、死を受容することができていませんでした。
実は最近、テレビでアルツハイマーの患者さんのドキュメント番組を見ていて、
この病気は女性の罹患率が高いのだそうで、
以前、知人の女性で若年性アルツハイマーになった人がいるし、
それもすごく怖いです。
でも。 ん~~。 そんなことを考え始めると生きた心地がしませんけど、
旦那さんは私より年齢は上だったから、
生前、同じような事を感じていたのかな、なんてふと思いました。
そんなこと、あの人は私には一言も漏らしませんでしたけど。
でも彼の事だから、私を怖がらせないためにあえて言わなかったのかもな。
でも、思い出すと、
旦那さんは亡くなる前の半月ぐらい、
寝室に行く前に、私に必ず、「大好きだよ。ありがとね。」と言うようになったのですが、
それって、おそらく何かを予見しての行動だったと思うのです。
だから、その時もし旦那さんが、自分の死をなんとなくでも予感していたのなら、
そのために感じる恐怖を、
ひと言私に言ってくれていたらなぁ、と。
そしたら、死なずに済んだかも、なんて、
未だに時々考えます。