いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

当事者

少し前ですけど、


友人の旦那さんが亡くなったということをお話ししました。



彼女には、私も同じような経験をしたことを話し、


お互いメールアドレスを知っていたので、


「何かあったらいつでも連絡してね」と言いました。




でも、今のところですが、彼女からは特に連絡はありません。


それはそれでよいことなのかもしれませんが、


でもなんだか心配になってしまいました。




落ち込まずにちゃんと生活できているのかしら?


ちゃんとご飯を食べて、寝ることはできているのかしら?


彼女のほうが年上だし、そんなに取り立てて親しい間柄でもなかったから、


私に遠慮しているんじゃないかしら?


3月末に会った時、亡くなって77日経ったと話していたので、


自分のそのころを思い出すと、


私の場合は、


49日過ぎて日常が戻ってきて、そのあたりからが本当に苦しかったのを覚えています。


心配して連絡をくれたり、葬儀に来て下さった方たちも、


皆、自分たちの暮らしに戻ってしまって、


私だけ、以前とは違う、非日常の中で暮らしているような気がしたし、


誰かに苦しい気持ちを話したくても、


毎度々々同じ話をするのも嫌われそうだし、迷惑がかかると思ったし、


だから、同じ経験をした私こそが、彼女に声掛けをしてあげられたら…と思いました。






だけど、如何せん、言葉が見つからないのです。


そして、勇気がわいてこないのです。


どんな言葉を掛けたら、一番、彼女がつらくないのか、


そして、私が連絡をしたらしたで、


彼女は返事の言葉が見つからなくて苦しむのではないだろうか、


なんだか、腫れ物に怖くて触れない感じになってしまって、


結局、今日にいたるまで連絡をあげられずにいます。





旦那さんが亡くなって、来月の3日で3年が経ちます。


いつの間にか、時間が経ってしまいました。


3年前に当事者だった私は今、アラウンド…取り囲む周りの人…になりました。


旦那さんを失って77日目だった彼女の顔色や表情を思い浮かべ、


私にとって、死別者というカテゴリーに属さなくなる日が


そんなに遠くない日に来るだろうことを思います。




少し寂しいような気もするけど、


それはそれでよいのかもしれません。


また一人の人間として、日常を生きる人間として、


生活していこうと思います。



でも、これまで通り旦那さんには、


「今日も一日、私を見守ってくださいね」と、朝と晩に手を併せ、


あの人には、ずっとそばにいてもらおうと思っています。

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