いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

接点 ZERO

今週末のコンサートの予定を知ったのは、


私があの病院に行った日です。


忘れもしない12月19日、


退院からちょうど1ヶ月が経った時でした。


私あの日、即決めたんですよね、このコンサートに行くぞって。




その当時は正直、このバンドの演奏は気に入っていたけれど、


そこまでではなかったし、バンド名だってろくすっぽ覚えていませんでした。


だけどコンビニエンスストアでチラシを見つけた瞬間にすぐ、決めた。




要するに、


また来たかっただけなんです、可能性が少しでもある場所に。


その時はね、彼に会いに行く気なんて全くなかったし(もうサヨナラを言った後だったので。)、


でも、だからと言って縁がすっかり切れてしまうのは耐えられなかったんです。


だから、理由は何でもよかった、ただ、どんな細い縁でもよいから残しておきたかった。






そして今、


コンサートが終わったら私の中に何が残るんだろう、なんて考えています。


今まではとりあえず、コンサートまでは縁が続くような…、ほんの細い細い糸でも……、そんな気がしていました。


だけど、それが過ぎたら?


次は、何を心の支えに気持ちを繋げていけばよいの?


もう、会うことはない。


会う理由はないし、


住んでいる県も違えば、何も接点がないなかで、会う機会などあるはずもない。





…気持ちはもう、繋がりません。


終わりにしたくはなかったけれど。


(この感情は大層心地よかったので。)


今週末以降は、なんの接点もない、ただの他人ですもの、私達。


可能性がゼロになる日が来るのなら。


もう、終わりにするしかないですね。

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