いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

悲しい風景

仕事の帰りに、家に向かっているクルマの中から、


うちのアパートのベランダがよく見えます。


まっ暗やみでした。


クリスマス・イルミネーションは光っていませんでした。






去年の今日は、仕事帰り、家のベランダに光っているはずのイルミネーションが
楽しみで、わくわくしながら家に向かったものです。


旦那さんがベランダにイルミネーションを準備し終わっているはずで、


私が帰るころには奇麗に光っているはずなので。


家に帰ると期待通り、赤と緑のイルミネーションがキラキラ光っていました。


サンタクロースとトナカイさんのイルミネーションも虹色の星屑のハシゴを登っていました。






今年は同じ道を、悲しい思いで帰らなければなりません。


あぁもうすぐ、まっ暗やみのベランダを見なきゃならないんだなぁ…と思いながら帰路に着きました。


見た瞬間、私はどれだけ悲しい気持ちに囚われるんだろう…と考えただけで怖い思いになりました。






家が見える場所まで来て、


やっぱりイルミネーションは光っていませんでした。


まっ暗やみのベランダと


明かりのついていない我が家を見て、


とてつもない喪失感と孤独感に、


心が引きちぎられる思いでいっぱいになりました。

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