いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

友人へのメール

旦那さんとの共通の友人が久しぶりにメールをくれたので、


近況報告の返事を出しました。


今日はそれをそのまんま記事にしてしまいます。





(前略)



旦那さんが亡くなってからしばらく夕食を作る気になれず、


前に電話でもお話しした通り、ずっとスーパーのお弁当生活だったのですが、


ここ2週間くらいかなぁ、やっとご飯を炊くようになりました。


でもまだ、おかずは買ってきたり、味付きのお肉を焼いたりその程度ですが、


でもうちで炊いたご飯はやっぱりおいしい…とつくづく感じるこの頃です。





PHP、ありがたく拝読しています。


文字に接する機会も増え、最近読み始めている本には、


…死別の悲しみを癒すガイドブック…という副題がついています。


死別のためにあまりに豹変してしまった自分の感情を直視できずに


しばらく怖くて読まずにいたのですが、ここ最近やっと、自分を振り返る気持ちになれました。


家族を亡くした経験のある女性の心理学者が書いた本なのですが、


著者が言うには悲しみにはプロセスがあるそうで、


その一部に「ひきこもり」という時期があるそうです。


私は今、気持ち的に「ひきこもり」の状態かもな、と思っています。


特に誰かに旦那さんの話をするわけでないし、毎日毎日ただ淡々と普通の生活です。


だけど、毎日ブログの投稿をしたり、


買いすぎにならない程度に通販で買い物をしてみたり、


ミシンはこの間2枚目の割烹着と部屋着を仕上げましたよ。





長かったのか短かったのかよく分からないのですが、


いつの間にか7ヶ月が経っています。


ついこの間まで…いう言葉がだんだん使えなくなってきたし、


ずっと一緒に過ごしていた時間が、少しずつ少しずつ過去になってきています。


心のうちはあまり変わらないし、まだまだ泣くことは多いですが、


でも一時期よりはだいぶ、気持ちは楽になってきたかもしれません。




多分旦那さんは自分の死と引き換えに、


私にすごく大きなものを遺してくれたに違いなく、


それを大事にして生きていきたいなぁと思っています。

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