私って本当にドンくさくて、

先に行く旦那さんをいつも後から追いかけていたような感じだし、

メソメソしてたり、アタフタしてたり、

そんなふうだったから、旦那さんはなんか、私をほっておけなかったようです。

おまけにちょっと足が悪かったりするから、

だから、俺が守らなきゃ…と思ってくれたらしいです。

（ちょっとノロケが入ってしまってすみません）

旦那さんがいなくなっても、

メソメソしてたりアタフタしてたりは基本的に変わらないのですが、

それでもやはり、以前の私とはちょっと違うな…と思うことがあります。

たぶん、ちょっとだけど、以前より強くなった気がします。

何が強くなったのかといえば、「気」が強くなったのかな。

ぶれなくなった気がしてます。

きっと「自信」なのだと思います。

だって、これだけドンくさくて、メソメソ、アタフタしていた私が、

少なくとも今、この苦境をどうにか乗り越えてきてるのだもの。

途中までは友人に支えてもらい、

そこからはほぼひとりで、何とか乗り越えられてきています。

もちろん私には今、守るべき家族はいないし、

ある意味運がよかったのかもしれません。

だけど、ドンくさい私にしてはあまりにも上出来で、

少し前の私なら、この苦境は決して乗り越えられなかったろうなぁと思っています。

だから、それが、小さいけれど「自信」になっているらしいです。

これからのことに不安があっても、

「なんとかなるから大丈夫」と少しだけ思えて、

ほんとに、どうにかなりそうな気がしてます。

もちろん、今の最大の不安は旦那さんの死がもたらしたのものなのだけど、

おかげでとりあえず、ちょっとは強くなったのかもしれません。

だから旦那さんに感謝…ってことになるのかなぁ。

死ななきゃ一番よかったんですけど。