いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

ケーキをお供え

髪を切って、帰りに買い物をして、


旦那さんの月命日にはケーキを買って、お供えしました。


お酒は飲まない人でしたが、


食べ物の好みは、まるで酒のつまみのようなものを好む人で、


だけど、ケーキとか、シェイクとか、甘いものも好きでした。


シェイクが好きなんて、まるで子供みたいだけどね。


おかしな人でした。





私に食べさせる気持ちもあったのか、ケーキとかシュークリームとか、


コンビニで見つけて、よく買ってきてくれたものです。



なので私も、(コンビニではなく、私の場合はスーパーだけど)


ついつい月命日とかにはケーキなど甘いものを買ってきてしまいます。



2個入りで売っていたから、


一つはお供えに。もう一つは冷蔵庫に閉まってあります。


冷蔵庫のは私の分。


だけど、お供えも、下げたら私が食べます。




いつも、2個入りのは1つずつ、分け合って食べてたんですけどね。


なんでも仲良く半分こして。


お菓子だけでなく、おかずだっていつも半分こ。


食べ物だけでなく、喜びや楽しさも半分こしてました。


悲しみも悔しさも、半分こ。




でも、今はすべてを、ひとりで受け止めなければならなくなりました。


ケーキも結局私が2つとも食べるように、


悲しみだって寂しさだって、全部ひとりで引き受けなければなりません。



おかしな話ですけど、


もし、旦那さんが生きていたら、


私いま、こんなに苦しく悲しくなかったと思うのです。


(ヘンな話で、ありえないですけど)




今のこの苦しみを、もし脇に旦那さんがいて分け合うことができたなら、


ここまで苦しくなかったです。


考えてみれば、


旦那さんを失った悲しみと、


ひとりぼっちで背負わなければならない苦しみと、


相乗効果だから余計に辛いのですね。

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