いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

ズボンの思い出

だんだん温かくなってきて、


部屋着も少し薄手のものを着るようになりました。


一昨年くらい前にしまむら(笑)で買った、黒くて裾の広いズボン、思い出があります。




買った時にちょっと丈が長かったので、


(つまり、サイズをウエストに合わせるとこうなります(失笑))


少し迷ったのですが、直し屋さんに持って行って丈を詰めてもらうことにしました。


自分では詰める寸法をきちんと測れないから、


旦那さんに待ち針を打ってもらいました。


そして、旦那さんの職場の近くに、上手な直し屋さんがあるので、


そこにズボン持って行ってね、とお願いしたのです。




3~4日経って戻ってきたズボンをはいてみたのですが、


まだ長かったのです。


どうやら旦那さん、すこし長めに待ち針を打ったみたいでした。


きっと、丈を詰めすぎて、短くなってしまうのを避けようとしてくれたのでしょう。


待ち針を使う事にも慣れない旦那さんに、


ちょうとよい寸法のとこにシルシつけて…なんて頼むほうが悪いのだけど、


その時は何だかイライラしてて、旦那さんに軽く八つ当たりをしてしまったのです。




そしたら旦那さん、なんだか申し訳なさそうにしていました。


それははっきり覚えています。


そして次の日、黙ってまた直し屋さんに持って行ってくれて、


きちんと直してきてくれました。




いくら寸法の取り方が不慣れで下手だったとしたって、


測ってくれた寸法でいいよ、と言ったのは私なのに。


……そういう人でした。


「いいって言ったじゃないかよ」なんて怒るでもなく、


責任感じちゃって、


じゃぁもういっぺん直し屋にもって行かなきゃ…と思ってくれたのだと思います。




優しいから、それに甘えちゃって、私はいつも好き放題でした。


わがままやヒステリーも一度や二度じゃありません。


だから写真の前で、ごめんなさいって謝るけれど、旦那さんには届かない。


生きているうちに、ちゃんと謝ればよかったと…、でも後悔先に立たずです。

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