いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

バレンタイン

昨晩、布団に入って間もなくの大きな地震に


しばらく眠れなくなってしまって、気が付いたら朝でした。


寝不足で、一日もつかしら?と思っていたら、意外ともったのでしたが。




今日はバレンタインだということもあって、


夕方近くになってきたら、


仕事の事なんかどこかへ行ってしまって、


旦那さんの事ばかり考えてしまうのです。


「去年のバレンタインの時にはまだ生きていたのになぁ」とか、


「去年、最後に旦那さんにプレゼントしたチョコレートはどんなのだったかなぁ」とか。


たぶん、寝不足による疲労感から、


ちょっと気持ちが不安定になっていたのだと思います。


しばらくぶりで、職場を出たとたんに涙がボロボロこぼれてきました。






今日は、帰りにチョコレートを買って帰ろうと思っていたので、


途中のコンビニによって、チョコを選びました。


可愛い金色のハートのケースに入ったGODIVAのチョコレートなんかもあったのですが、


旦那さんにお供えするには少し華やかすぎて、


それに生前だったらいざ知らず、お供えした後このハートのケースどうするのよ?と思って、


結局ノーマルな、食べたら全部おしまいになる普通のチョコを選びました。



帰って、チョコを旦那さんにお供えして、


お線香をあげながらギャンギャン泣きました。





昔の家計簿を見たら、


去年のバレンタインデーには、近くの食品スーパーで買ったチョコをあげてました。


スーパーで買って、たぶん包装もしないでそのまんま


「はい、バレンタインだから買ってきたよ」くらいのことを言って、


旦那さんの目の前にポンと置いたんだと思います。


12年経つと色気も何にもなくて、


たぶん「ありがとう」も言わずに旦那さんは、ゴゾゴゾ箱を開けたのかなぁ。






これが最後のバレンタインデーになるなんて、思いもしなかったから。


わかってたらもう少し何とかしたのに。


(未来のこと、わかるわけないけど。)


私たち2人の最後のバレンタインデーは、


思い出の一つも残っていない、寂しい記念日になってしまいました。

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