いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

旦那さんの座っていた椅子

以前は一緒に参加していた趣味の会合に、


最近はいつも一人で参加しています。


旦那さんが亡くなってしばらくの間は、


出席するたびに、


旦那さんが座っていた椅子が、いつもポツンと空席になっていて、


見るたびに悲しくなりました。




そして、何ヶ月経った頃だったかなぁ、


思いついて、私がその席に座ることにしたのです。


そしたらその席は、


「以前旦那さんが座っていた椅子」ではなくて、


「私がいつも座る椅子」になりました。


私が座っちゃってるんだから、


寂しい空席の椅子を見ることもなくなって、


悲しい思いをせずに済みます。


我ながら良いことを思いついたものだ、とちょっと悦に浸っていました。




今日、少し遅れていつもの会合に行ったら、


新しく参加した方がその椅子に座っていました。


あ…と思ったけど、それはそれで受け入れなくちゃと、


向かいの椅子に腰を掛けたけど、


会合中、ずっと気持ちはとらわれていました。




旦那さんが座っているようで、


今にも声が聞こえてきそうで、


笑顔が目に浮かび、


涙が出てきました。




まだまだ寂しいまんまです。


もうすぐ命日がやってきます。


思い出して、私はどれだけ泣くのだろう、と、


ちょっと怖い気持ちさえしています。

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