来世
小林亜星さんも亡くなったのだそうですね。
88歳だったそうだから大往生でしょうけど、
それにしても、人が亡くなる話を聞く度、心がさわさわします。
私の勤める職場でも、ここのところ立て続けに何人か、利用者さんが亡くなりました。
誰かが亡くなっても、以前だったら、
「あらぁ、早かったわねぇ。」とか、「ご家族、お気の毒に。」なんて、
まるっきり他人事でしたが。
最近は、人が亡くなる話を聞く度に、
心に風が吹くような気がして、旦那さんの時を思い出します。
うちの旦那さんは苦しまずに死んだのだからよかったわ、とか、
うちの旦那さんももっと長生きできたはずなのに、とか。
誰かの死と旦那さんの死を比べて一喜一憂したりして、バカな私です。
最近、遺影の前でよく言う言葉があります。
「私がそっちに行ったら、また一緒に暮らそうね」。
「それまで、浮気なんかしないでちゃんと待っててよ」。
そう思ったら、今の生活もそんなに苦しくないし、
来世に楽しい生活が待っているなら、死ぬことも怖くない。
むしろルンルンです。
生きている間のこれからの生活に、何も希望が持てないから、
来世に希望を持つしかない。
最近、ちょっと達観しております。