いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

旦那さんが私にくれたもの

たまにですが、


心が温まる感じのする瞬間というのがあります。


特に何が起こったわけでもないのに、ふ…と感じる思いです。




これはたぶん、旦那さんが亡くなる以前は知らなかった感覚です。


(旦那さんの)愛で満たされるというか、


何か、エネルギーになるものが注ぎ込まれる感覚というか、


そんな感じで心が温まり、


充足感のような感じに包まれます。




そんな時は、旦那さんの遺影に向かって


「ありがとう、ありがとうね」とお礼を言います。


そうすると不思議に、喜びの(?)涙が出そうになります。




あなたと出会えたから、今の私がいる。


あなたと時間が過ごせたから、今の充足感がある。


あなたに愛してもらったから、満ち足りた感覚が残っているんだよ。




もう、今は手が届かないけれど、


温かい感情だけはちゃんと残っていて。


飢餓感というものがありません。




若い人って何かに飢えているから、


いろんなものを手に入れようと、もがきますよね。


それと同じで、(若くはないけど笑)、私もいつももがいていた。


だけど今、気が付いたら、そんな衝動が全くなくなっているのです。


そのまんま、ありのまんまを受け入れようと。





もしかしたら、ずいぶん時間はかかったけれど、


やっと大人になれたのかも…なんて思っています。


旦那さんと一緒に過ごした時間があって、


旦那さんを失って、


それでも何とか生きて行かなきゃと歯を食いしばって、


やっと少しだけ、私も大人になれたのかもしれないな。


ちょっと遅すぎたけど。笑。

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