いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

旦那さんの気持ち

私の気持ちは旦那さんにちゃんと伝わってたのかしら。


私は本当に、旦那さんの気持ちを分かってたのかしら。


……なんて、ふと考えました。





うちの場合、私はどちらかというと単純にお喋りで、


嬉しい時は嬉しいと言うし、


腹を立てたら相手に罵詈雑言を言っちゃうタイプで、


生前の旦那さんは私の気持ちって割とわかってたと思います。


(…というか、罵詈雑言言っちゃってごめんなさい、旦那さま!)





でも、うちの旦那さんって、そういう事をあまり言わない人だったんですよね。


自分の思っていることとか、気持ちとか。


だけど、うちの場合、


旦那さんは自分の死期が近くなった時に、何かを悟ったように、


急に、私に自分の気持ちを話し始めたのです。


夜、寝る前に、まだ起きて机に向かっている私に、


決まって「大好きだよ、大事だよ、ありがとうね。」と。


たぶん1~2週間、毎晩同じことを言っていて、ヘンなこと言う人だなぁ…と思っていたら、


ある日ポックリと、あの世に逝っちゃった。





もちろん、何も言わずともお互いの気持ちを分かっていたはずではあったけど、


亡くなる前にちゃんと、自分の気持ちを言葉にして遺してくれたから、


私はかなり助かったのだと思います。


旦那さんの死に際して、


余計に自分を責めなくて済んだし、後悔もしなくて済みました。




籍も入っていないのに、お通夜とお葬式に出て骨まで拾うことができたから、


旦那さんの死を受け入れることが、比較的容易にできたのだと思います。


死ぬ前にちゃんと言葉を遺して逝ってくれたから、


自分を責めずに済みました。


………、ほんとに運がよかったんだなぁと思います。


ありがたいと思います。

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