いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

フェーズ

とても寂しい気持ちがします。


明日、オリンピックが終わるからです。


私にとってのTokyo2020オリンピックって、


やはり、旦那さんと過ごした時間なのです。



2013年の「お・も・て・な・し」から今に至るまで、


最後の一年は欠けちゃったけど、旦那さんと一緒に過ごした時間だから、


少し大げさに言えば、私の中で “ひとつのフェーズ”  が終わってしまうような感じです。




「お・も・て・な・し」からこちら、オリンピックの構想がだんだん具体的になるにつれて、


私たち2人も、ちょっとわくわくしながらオリンピックを待っていました。


最初のうちは、開会式だけでも実際に行きたいね…と言ってたけど、


そのうちに私たちを取り巻く環境も変わり、


私に異動があって、休みを自由にとれる環境じゃなくなってしまいました。


結局はテレビで見たほうが良いということで計画は立ち消えになり、


チケットを取るのは至難の業だということも聞こえてきて、


「ふふふ、やっぱりテレビが一番だよ」なんて笑った時もありました。




コロナが流行り始めたのは、旦那さんが亡くなる少し前でしたが、


持病を持っている旦那さんが感染するのが怖くて怖くて、


マスクや消毒用アルコールを求めてドラッグストアのハシゴをしたり、


手がガサガサになるくらいアルコール消毒をしたり、必死で突っ走りました。


そして、いつのまにかオリンピックの事なんか、もうどっちでもよくなっていました。


延期になろうが中止になろうが、そんなのどっちだっていいから、


とりあえず、コロナ、なんとかしてよ、と思っていたものです。


だけど今、私的に一番の恐怖だった旦那さんへのコロナ感染の可能性もなくなり、


オリンピックも無事に閉幕しようとしている今、


一つのフェーズが終わるような感じが、私の中あります。





今の私は、何かのために一生懸命になるとか、必死でやるとか、生きがいとか、


未だ、そういう何かを見つけられずに生きています。


だけど次のフェーズに進むことで、何かが見えてくるかもしれないと思っています。


それはもしかしたら職場が変わることかもしれないし、何か資格を取ることかもしれないし、新しい趣味にハマることかもしれません。


わからないけど、前に向かって歩いてみようと思っています。

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