いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

逝き方

たぶん、彼が一番望んだ逝き方だったと思います。


もしかしたら、事前(?)に神様に頼んでおいたのじゃないか、と思うくらいです。


だって、「ぽっくり」だもの。


亡くなる前、梗塞の予兆の腰痛があったり、体調が今一つ…と感じていたらしいから、


「ぴんぴんころり」ではないにしろ、


倒れた時にも、痛みや苦しさや異常を感じなかったらしく、


「靴が脱げてしまって、履きなおそうとしたら転んじゃったんだよ」と言っていました。


「大丈夫だよ、大丈夫だよ、救急車なんて必要ないよ。」とも。


多分、病気の苦しみもなく、後遺症で苦しむこともなく、


人に迷惑もかけず、死ぬ苦しみも恐らくなく、


かなり理想的な逝き方だったのでは…と感じます。





救急病院に運ばれてすぐに、治療のために麻酔をかけられ、


そのまま二度と意識が戻ることはありませんでした。


だから、きっと、もしかしたら、


自分が死んじゃったことを暫くの間わからなかったかも、なんて思います。


救急車で運ばれたのだから、多少ヤバいことになったなと思っていても、


病識がないままで目を覚まさなかったのだから、


死ぬ恐怖…というのもなかったのじゃないかな。


ほんとうに、他人事(?)ながら、まったくあと腐れのない、あっぱれな逝き方でした。


多分、人の死に方で、一番理想的ではないかな、なんて思います。


少なくとも、


いつもなんとなく運がよくって、損なクジを引かない、


すごく彼らしい逝き方だったなぁ、と思います。

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