寂しい秋がもうすぐです。
今日あたりまだまだ暑いけれど、
少しずつ少しずつ、秋めいてきた気がします。
今も部屋はクーラーを使っているけど、
外からは、コオロギかしら?かすかに虫の鳴く声が聞こえています。
今日は、仕事帰りに薄暗くなったのを感じて、愕然としました。
いつもだいたい同じ時間に帰路に着くのに、今日は薄暗い。
うわぁ、日が短くなってきてる!
もうすぐ寂しい秋がやって来る!
旦那さんが死ぬ前は、春も夏も秋も冬も、全部同じくらい好きだったんですよ。
春は芽吹きがうれしいし、
夏は花火や夏祭りが大好きだし、
秋はおいしいものがたくさんあって紅葉も素敵だし、
冬は冬でストーブが暖かだしクリスマスも楽しいし。
どの季節も同じように大好きでした。
だけど、旦那さんが死んじゃってから、
秋と冬が、寂しい気がして嫌いになってしまいました。
本当は夏も、花火や祭りは、旦那さんを思い出すから嫌なのです。
だけど今は、ラッキーなことにコロナ禍のせいで、花火や祭りは大方中止になってるし、
だから単純に、
明るく開放的な夏はよくて、
日が短くて暗い気持ちになりがちな、秋や冬が苦手な気がする。
旦那さんが亡くなったのが6月初旬で、「これから夏に向かう」時期だったから、
すこしだけ助けられた気がしたものです。
とりあえずはまだ少しずつ、日が長くなる季節ではあったし、
他の季節に別れが来るよりは、
ちょっとだけ、悲しみが和らぐような感じがしました。
まぁ、捉えよう、考えようによるのだと思いますけど。
だから、去年の夏は無性にありがたかったです。
本当に、旦那さんの意図が働いているのかと、半分本気で信じてました。
日が長くなる季節に逝ってくれて、ありがとう。
今年は、そんな身近に旦那さんを感じることはなかったけど、
でも今年もやっぱり、嬉しかったし助かりました。
コロナ禍ではあるけど、基本夏だから明るくて、苦しみもその分和らぐ気がしたから。
もうすぐ、秋です。
虫の声も満月も紅葉も、何もかもが寂しさを呼び戻します。
だけどいいの、大丈夫なの。
去年もこの季節を越しているので、少しは「経験済み」だからです。
去年の経験を生かして、
今年はなるべく美味しいものをたくさん食べて、
体と心をゆっくり休めようと思います。