いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

寂しい秋がもうすぐです。

今日あたりまだまだ暑いけれど、


少しずつ少しずつ、秋めいてきた気がします。


今も部屋はクーラーを使っているけど、


外からは、コオロギかしら?かすかに虫の鳴く声が聞こえています。


今日は、仕事帰りに薄暗くなったのを感じて、愕然としました。


いつもだいたい同じ時間に帰路に着くのに、今日は薄暗い。


うわぁ、日が短くなってきてる!


もうすぐ寂しい秋がやって来る!





旦那さんが死ぬ前は、春も夏も秋も冬も、全部同じくらい好きだったんですよ。


春は芽吹きがうれしいし、


夏は花火や夏祭りが大好きだし、


秋はおいしいものがたくさんあって紅葉も素敵だし、


冬は冬でストーブが暖かだしクリスマスも楽しいし。


どの季節も同じように大好きでした。





だけど、旦那さんが死んじゃってから、


秋と冬が、寂しい気がして嫌いになってしまいました。


本当は夏も、花火や祭りは、旦那さんを思い出すから嫌なのです。


だけど今は、ラッキーなことにコロナ禍のせいで、花火や祭りは大方中止になってるし、


だから単純に、


明るく開放的な夏はよくて、


日が短くて暗い気持ちになりがちな、秋や冬が苦手な気がする。




旦那さんが亡くなったのが6月初旬で、「これから夏に向かう」時期だったから、


すこしだけ助けられた気がしたものです。


とりあえずはまだ少しずつ、日が長くなる季節ではあったし、


他の季節に別れが来るよりは、


ちょっとだけ、悲しみが和らぐような感じがしました。


まぁ、捉えよう、考えようによるのだと思いますけど。




だから、去年の夏は無性にありがたかったです。


本当に、旦那さんの意図が働いているのかと、半分本気で信じてました。


日が長くなる季節に逝ってくれて、ありがとう。




今年は、そんな身近に旦那さんを感じることはなかったけど、


でも今年もやっぱり、嬉しかったし助かりました。


コロナ禍ではあるけど、基本夏だから明るくて、苦しみもその分和らぐ気がしたから。




もうすぐ、秋です。


虫の声も満月も紅葉も、何もかもが寂しさを呼び戻します。


だけどいいの、大丈夫なの。


去年もこの季節を越しているので、少しは「経験済み」だからです。


去年の経験を生かして、


今年はなるべく美味しいものをたくさん食べて、


体と心をゆっくり休めようと思います。

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