いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

悲しみの小休止

考えてみれば、私はあまり感情を表に出さないタイプのようです。


だからもちろん職場で、悲しいとか言ったことないし、


旦那さんの話はほとんどせずに、今日まで来ました。


たぶん職場の同僚には、


「旦那さんとそんなに仲良くなかったんだな」とか、


「他に好きな男が出来たんじゃないのか」とか(バカヤロー)、


そんなこと思われてるかもなー、なんて、すごく勝手に想像しています。





もしかしたら、そういう方が多いのかもしれないけれど、


私も、人前では泣けない人間です。


なので職場で泣く時は、必ずトイレで泣いてきました。


あとは、クルマの中でも、よく泣きました。


仕事の行き帰りもそうだし、


ちょっと遠乗りして、その道を以前一緒に走ったことを思い出したりして。


だから、高速道路の走行中も、結構よく泣きました。(危険です!)





泣きました…と過去形で書くのは、


今は割とクルマの中で泣くことは少なくなったからです。


…というか、泣くこと自体、かなり回数が減りました。



というのも、


もちろん亡くなってから少し時間が経過したということも一因でしょうが、


ちょっと心境に変化があって、


思い出すことを少しセーブするようになったから…というのも理由のひとつです。




いつ頃からか、思い出すのがあんまり辛くて苦しくて、


こんな状態を続けるのはやめよう、と決心した時期がありました。


…というか、「ヤバい」と思った…というほうが近いです。



それからは、思い出すとすぐ、


「しょうがないんだよ、もう帰ってこないんだから」と独り言を言うようになりました。


「悲しんでる私より、笑っている私のほうが好きなはずだよ」と言う時もあります。


いくら悲しんでも、もうあの頃は戻ってこない…と諦める気持ちにもなったというか。


このままじゃ病気になっちゃう…と思う私もいて。


まだまだ微笑みながら思い出すことはできないので、ちょっと小休止です。


だから、パソコンに眠っている旦那さんの写真を探すとか、


旦那さんの引き出しを開けるとか、


そういう事も、今は少しお休みにしています。




気持ちがもう少し落ち着いたら、


微笑みながら思い出すことができるようになったら、


その時はまた、旦那さんの写真を印刷してアルバムにしたり、


引き出しを開いて、思い出の品物を整理したり、


いつか、そういうことを始めようと思っています。

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