共感
何かに感動して泣くことって、ここのところ増えてきていて、
確かに年齢とともに、涙もろくなったと思います。
だけど、「涙もろさ」ばかりじゃないらしいな…とも思っています。
最近はテレビでドキュメントとか見ていても、すぐ泣いたりします。
私が泣く場面って、やはり誰かが死んでしまうシーンが多くて、
要するに、何かにつけて、すぐに旦那さんの死を連想するんですよね。
そして、「その気持ちわかるわ、わかるわ~~。」なんて思ったら、
その瞬間に旦那さんの時のことを思い出して、
涙が、ドバー!!とまるでダムが壊れたみたいに出てきてしまいます。
こういう時に出てくる涙は、共感の涙とでもいうのでしょうか。
家族の死という誰にでも訪れる深い悲しみの場面で、
誰かと共通の感情を見つけて、自分の時のことを思い出したり、感極まるものを感じたり。
そういういろんな思いを感じる時に出てくる涙。
でも共感って最近、旦那さんとは関係なしに、いろんな場面で感じる気がします。
「あー、その気持ち、わかる!」と思う時って、若いころより増えました。
つまり、歳を取った分いろんなことを経験してきて、経験値がアップして、
自分以外の誰かの経験に共感できる場面が増えてきた、ということなんでしょうか。
共感を感じる時って嬉しい気持ちになりますよね。
たとえ誰かの死を悲しむことへの共感だとしても、
共感の涙のなかの、ほんの数パーセント、喜びが混じっていると私は思っています。
この悲しみを感じているのは、私だけじゃないよ…という勇気と励み?
孤立感を埋めるもの?
共感をたくさん感じられるのは、やっぱりちょっと素敵なことかもしれないですね。
年の功ということなのかもしれませんね。