いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

猶予期間を終えて

なんだか気持ちがざわついています。


昨年の同時期とは確実に違う匂いがするからです。


明後日、若い人たちはどれだけの騒ぎをするのかしら。


若い人たちだけではなく、たぶん今は全国民的に、


この緊急事態宣言明けを喜んでいるのだろうと思うので、


” こっち側 "にいる私としては、非常に憂鬱な時間を過ごさなければなりません。




思えば、本当に守られていたのだなと思います。


本来だったら、伴侶を失ってから越えなければならない苦しみの一部を、


少しの間(1年間)猶予してもらっていたのでしょう。


昨年は、ハロウィンもクリスマスもお正月も、


皆、コロナ騒ぎでそれどころではなく、


私としては、とても救われたものでした。




旦那さんの生前、


(もともとオジサンとオバサンは、ハロウィンは無縁だったけど)、


クリスマスやお正月は本当に楽しい時期でした。


街にクリスマスソングが流れてたり、


赤と緑と金色の、いろんなオーナメントが飾られていたり、


それだけでも心がウキウキしたものです。


旦那さんと私は、あちこちのイルミネーションを見に行ったりしたものでした。


お正月はお正月で


テレビの正月番組を見ながらお雑煮を食べたり、初詣に行ったり。


そんな平和で穏やかな時間をふたりで過ごしたものでした。




猶予期間が終わって、


今回の年末年始は、露骨に、楽しかった過去を思い出しそうです。


第一、家族連れや恋人同士が、


観光地やレストランで楽しく過ごすことが解禁されてしまって、


ひとりぼっちで持て余し気味の私は、


自分のわびしさを改めて再認識してしまうという、地獄を見なければなりません。




たぶん去年は、旦那さんが天の神様にお願いして、猶予期間をくれてたんだと思うのです。


それが終わって、今年はとうとう現実を直視しなければなりません。




私がやっと、少しだけ強くなった…と、旦那さんが認めてくれたのかな。


だから猶予期間が終わったのかな。


強いストレスだし、たくさん泣くかもしれないけど、


受け止めてみようと思います。

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