穏やかに時間が過ぎますように
季節が春めいてきましたね。
あの人と二人で、何度この季節を過ごしたのだったでしょうか。
お互い花粉症がないのはラッキーでしたけど、
旦那さんは、近親者に重度の花粉症をもっている人がいたから
毎年毎年、ちょっと怯えてましたっけ。
そんなことを懐かしく思い出しました。
この家で暮らすのも、一人暮らしのほうがずっと長くなってしまいました。
感覚が、当初とは少しずつ違ってきている気がします。
前は、「旦那さんが居ない暮らし」だったんだけど、
今は普通に、「一人暮らし」になってしまった感じです。
前は、「寂しい」と言う気持ちが真っ先にあったのに、
今は、何かの時にふと感じる気持ちになってしまっています。
もちろん、いつも根底には寂しさと満たされなさがあるのですよ。
だけどそれは、「表に出てこない、いつもベースにある気持ち」になってしまって、
その上で今の生活があり、いろんな感情がある…というか。
旦那さんには本当にごめんなさいなのだけど、
旦那さんが居ない日常が、普通に事になってきてしまっています。
そんな気持ちを持ちながら、旦那さんが居ない2回目の春が来ます。
とりあえず、寂しい気持ちをそそられるクリスマスとかお正月も終わって、
幾分落ち着いた気持ちで春を迎えます。
これから春、夏、秋、冬。
間に旦那さんの命日を挟んで、
どんな一年になるのでしょう。
何を感じて、どんな時間になるのでしょう。
でも、どうか。
今の現実以上の何も望まないから、お願いだから、
ただただ穏やかに、感情がゆさぶられないように、
時間が過ぎてくれればいいなと願うばかりです。