自分の幸せを信じてみる
自分の幸せを、もう少し信じてみようと思います。
私、実は割と悲観的にものを考える癖があります。
それに対して、旦那さんはとても楽観的…というか、ポジティブな思考回路を持っている人でした。
言い方をちょっと変えれば、単純思考のできる人。
あ、でも、けなしているわけじゃなくて、褒めているのです。
私は、彼のそういうところに惹かれたんですね。
率直に言って、羨ましかったです。
あんまり深く考えない性格が。
私はどちらかというと、言葉通りに受け止められなかったり、
ウラのウラを読もうとしたりする(やな性格)。
だから、何かを深く考えずにそのまんま受け取められる、
素直というか、えらく単純な、旦那さんの性格がとても羨ましかったのです。
割と根底にあるのが、自分の未来に希望を持てない…というか、
自分の幸せを信じることができない、そんな自分に、最近気が付きました。
そして今日、旦那さんの机の引き出しに、ある本を見つけたのです。
生前、旦那さんが好きだと言っていた作家、渡辺和子さんという方が書いた本でした。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、
「置かれた場所で咲きなさい」というベストセラーを書かれた方です。
この方はクリスチャンで、ノートルダム清心女子大学の学長などを務めた方でもありました
。
旦那さんはクリスチャンではなかったけれど、
ガラにもなく、たまにこういう感じの、
生き方とか、ものの考え方とかの本やテレビを読んだり見たりする人でした。
本には、「神様の計らいを信じて、心をゆだねる」という一文がありました。
私も宗教はありませんので、この言葉をそのまま受け取ることは叶いませんが、
でも、最近しばしば考えていたことと重なるようで、
旦那さんが助けてくれてるような感じを、また少し感じとることができました。
旦那さんの引き出しを見ることは今まで何度もあったのに、
今日、初めてこの本を見つけて、
そこには、私を励ますような文章が書かれていて、
「もっと、ゆったりした気持ちで、将来を信じて安心して良いんだよ」と
旦那さんの声が聞こえたようで、
全身の筋肉が緩んでしまうような、安心した気持ちになりました。
自分が幸せに生きることを、もう少し信じてみようと思います。
多分、物質というよりは精神的な意味で、
幸せに生きられることをイメージしてみようと思います。