いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

自分の幸せを信じてみる

自分の幸せを、もう少し信じてみようと思います。


私、実は割と悲観的にものを考える癖があります。


それに対して、旦那さんはとても楽観的…というか、ポジティブな思考回路を持っている人でした。


言い方をちょっと変えれば、単純思考のできる人。


あ、でも、けなしているわけじゃなくて、褒めているのです。


私は、彼のそういうところに惹かれたんですね。


率直に言って、羨ましかったです。


あんまり深く考えない性格が。


私はどちらかというと、言葉通りに受け止められなかったり、


ウラのウラを読もうとしたりする(やな性格)。


だから、何かを深く考えずにそのまんま受け取められる、


素直というか、えらく単純な、旦那さんの性格がとても羨ましかったのです。




割と根底にあるのが、自分の未来に希望を持てない…というか、


自分の幸せを信じることができない、そんな自分に、最近気が付きました。


そして今日、旦那さんの机の引き出しに、ある本を見つけたのです。


生前、旦那さんが好きだと言っていた作家、渡辺和子さんという方が書いた本でした。


ご存じの方もいらっしゃると思いますが、


「置かれた場所で咲きなさい」というベストセラーを書かれた方です。


この方はクリスチャンで、ノートルダム清心女子大学の学長などを務めた方でもありました


旦那さんはクリスチャンではなかったけれど、


ガラにもなく、たまにこういう感じの、


生き方とか、ものの考え方とかの本やテレビを読んだり見たりする人でした。




本には、「神様の計らいを信じて、心をゆだねる」という一文がありました。


私も宗教はありませんので、この言葉をそのまま受け取ることは叶いませんが、


でも、最近しばしば考えていたことと重なるようで、


旦那さんが助けてくれてるような感じを、また少し感じとることができました。




旦那さんの引き出しを見ることは今まで何度もあったのに、


今日、初めてこの本を見つけて、


そこには、私を励ますような文章が書かれていて、


「もっと、ゆったりした気持ちで、将来を信じて安心して良いんだよ」と


旦那さんの声が聞こえたようで、


全身の筋肉が緩んでしまうような、安心した気持ちになりました。




自分が幸せに生きることを、もう少し信じてみようと思います。


多分、物質というよりは精神的な意味で、


幸せに生きられることをイメージしてみようと思います。

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