遺影に向かって話しかける時
職場に新人さんが入ったせいで、かなりクタクタになってます。
実はここのところ2ヶ月に一度くらい、新しい人が入って来ていて、
3人目の今回はほとんどウンザリしていて、「もういいかげんにしてくれ」状態になっています。
私自身が今の部署に異動して2年余りなので、別に、経験豊富な大先輩なわけではなく、
「教えることも大してないのに先輩の立ち位置」…が、
けっこう負担になっているからクタクタになるのです。
「簡単だよ。背伸びをやめればいいだけじゃん」。
玄関のところにある旦那さんの遺影に、お線香をあげて手を併せる時間が、
今のところの私の、「一日の悔い改めの時間」になっています。
そんな真面目に反省しませんけど、
いろいろあった日など特に、遺影に向かって長い時間、話しかけます。
そうすると、不思議に答えが返ってくるような気がするものです。
実際には、私自身が導き出した答えなのかもしれないけど、
少なくとも、旦那さんの写真を見ながら話さなければ、出てこなかったような答えが得られたりします。
割と客観的というか、広い視野で、答えを出せているような気がするのです。
だから、今の私にとって、
遺影の前で話しかける時間というのが、一番、大人な時間です。
今日の答えは、「私は少し背伸びをし過ぎているのかも。」という答えでした。
そして今の私は、
新人さんから、自分の知識や経験では答えられないような質問が来るのを、恐れています。
だもの、疲れるはずですよね。
必要なのは、勇気かな。
分からないことを分からないと言える勇気って、必要な時があるもので、
私は気が小さいので、そんな勇気はなかなか持てません。
だけど、旦那さんが手伝ってくれてると思えば、
もしかしたら、そんな勇気が沸いてくる日があるかもしれません。