いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

旦那さんの誕生日

今日は亡くなった旦那さんの誕生日でした。


お花を買ってきて、小さなケーキを備えました。


生前は毎年、なんだかんだとプレゼントはしてましたっけ。


一時期は、よくわからないけど数年続けてスリッパばかり贈っていました。


ちょうど夏向けのスリッパがボロボロになっているから、


そろそろ寒いし、毎年、温かそうなモフモフのスリッパ。


いつも喜んでくれてましたっけ。





亡くなった人はもう歳を取らないから、


おめでとう…ではないんですよね、正確に言えば(?)。


私の…というより、旦那さんを知っているみんなの記憶の中で、


あの人はもう絶対に歳を取りません。


まさに、かっこつけの旦那さんらしい逝き方でした。


それに、元気なままさっと逝ったし。


そして、私が救急車を呼んだことで、


籍の入っていない私がちゃんとお葬式に出られるように、計らってくれた(ような気がする)んですよ。




なんか、もしかしたら、


事前に自分の逝きかたを決めてたんじゃないか、と思ってしまうほどです。


神様に申請書かなんかを提出してたりしてね。


ないないない。




でも、そうやっているうちに、亡くなって2回目の誕生日も無事終わりました。


今日は私が休みだったので、


少しゆっくり、旦那さんの遺影と一緒に時間を過ごせました。




今日は冷えたし疲れたので、


旦那さんが生前買っていてくれた、「にんにく風呂のもと」をお風呂に入れました。


何箱か買っておいてあったのだけど、


旦那さんが生きているうち、あんまり使わないでしまったのです。


私、お風呂ににんにくの匂いって、あんまり好きじゃなくて、


別の入浴剤ばっかりお風呂に入れてました。


だけど、そういう事に文句を言う人じゃなかったから、


あんまり使わないうちに、あの世に行っちゃった。




私ひとりになってから、


悲しく遺ってしまった「にんにく風呂のもと」を、


たまに、疲れた時に使うことにしています。


今ごろになって気が付いたのだけど、ほんとに疲れが取れるんですよねー。



いつも、遺影に手を併せて「にんにく風呂のもと、使わせてもらうよ。ありがとね」と言ってから、


お風呂を戴くことにしています。

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