いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

「別れ」について思う

つい先日、職場の方が一人退職しました。


簡単に言えば、雇用形態はアルバイトの方です。


グループ会社を退職したのちに、うちの会社に来て、


週に何日か4時間程度働いていたオジサン(オジイサン?)でした。


少し前から希望は出していたのだそうですが、


でも人手不足のために、退職を待ってもらっていた、との事でした。




私、オジサンの退職に際して、事務方の取りまとめをして、


退職祝いの品物を買ったり、色紙を回したりしたのです。


初体験だったので、お金を出してくれると予想した人数が外れたり、


色紙に可愛い絵を描くのが得意な職員を見つけたり、


そんなこんなでいろいろありましたけど、


やっと先日、問題なく、オジサンを送り出すことができました。




なぜこんなことを書いているかというと、


ひとつ、気が付いたことがあったからです。


多分私、皆の中で一番、その人が退職することに「反応した」のでした。




退職する日、彼を送り出すとき、


「今までありがとう、元気でね」、


「また遊びに来てくださいネ」と言って握手をしたり。


足が悪い事でいろいろお世話にもなったので、


個人的にもちょっとした品物をプレゼントしたりしました。


別れに当たって、


相手が居なくなることを惜しむ気持ちを伝えたいと思うからなのですが、


でも気が付くと他の職員たちは、


もちろんお別れの言葉を言うけれど、


その後はそそくさと各自の席に戻って仕事をし始めていて、


見えなくなるまで彼を見送ったのは、私だけでした。




そして席に着いてから、前にも同じようなことがあったことを思い出しました。


どうやら私以外の人たちは、私に比べて「お別れ」にあまり反応しないらしいです。


今まで毎日のようにあっていた人に、今日を境に会えなくなるんだな、とか、


あの人とは、あんなこともこんなことも、いろんな思い出があるよな、とか、


いろいろ考えるから、別れが惜しくなるわけですが、


皆さん、私ほど、「別れ」について、いろいろと感じることがないのかもしれません。




つまり何が言いたいかと言えば、


私は、旦那さんとの別れについても、


普通の人より反応し過ぎているのかな、と思ったという事です。


いろいろいろいろ考えちゃって、


いろいろいろいろ思い出しちゃって、


だからこんなにも、悲しくて寂しい日が続くのかしら。




ご家族が亡くなってもそんなにへこたれない人もいるけど、


そういう人って、比較的、反応してないから…なのかなぁ?


よくわからないけど、「別れ」ひとつについても、いろんな感じ方があるのですね。




私は根が苦労性だからかもしれないけど、


「別れ」や「死」について、いっぱいいっぱい感じてしまって、考えてしまって。


だけど、そんな自分って、決して嫌いじゃありません。


私は私、だからね。


いろんな考え方、感じ方があって良いはずです。

×

非ログインユーザーとして返信する