いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

時間の感覚がヘン?

帰り道、涙がポロポロこぼれました。


いつものように運転中なので、前が見えなくなって、


今日はちょっと危なかったです(苦笑)。


以前のように頻繁ではないし、激しい感情でもないけれど、


会社からの帰り道って、よく、旦那さんの事を思い浮かべます。





帰り道に海辺のバイパスを通るのですが、


景色がめっぽう良いところで、


その景色を見ているうちに、パッと、旦那さんを思い出すのです。


春は春の海、夏は夏の海、秋は秋の海、そして、冬は冬の海。


時期によっては満月が見えたり、靄がかかっておぼろ月夜だったり、


かつてそれを一緒に見た夜の道を、思い出すからです。





そして今日みたいに、妙に平穏な一日だと、


気持ちの隙間に入り込んでくるんですよね、哀愁が。


私の脳みそ、少しは考える事や感じる事を、やめてくれればよいのに。


平和で穏やかな時間を、少しは楽しませてほしいんだけどな。





旦那さんの笑顔や、後ろ姿や、野太い声や、ごっつい手指を思い出せば、


たった1年7ヶ月前のこととは思えなくて、


すごーくすごーく前に、旦那さんは居なくなってしまったような気がします。


あの幸せで満ち足りた日々から、ずいぶん時間が経ってしまった気がします。


そして、ひとりぼっちになってから、すごく長い時間が過ぎたような、


すべてを失った「あの日」もまた、ずいぶん前だったような、


少し、時間の感覚に乱れが生じているような、ちょっとおかしな感じです。

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