いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

受容のための儀式

観光船カズワンの沈没事故から2ヶ月が経過したそうですね。


まだ見つかっていない方が12名、とニュースで報道していました。



ご遺族(と言ってよいのかどうかわかりませんが)の気持ちを考えると、


言葉がありません。


以前もお話したことありましたけど、


家族や親しい人の死に直面した時に、


例えば、ご遺体と会う、とか、お通夜やお葬式に参加する、とか、


そういう事って、人の死を受け入れるのに必要な儀式なんだそうですね。



私の場合も、旦那さんの死からしばらくして、比較的冷静になってから思い返してみると、


自分が旦那さんの遺体の横に座っているところとか、


お棺に収められた姿とか、


お葬式の状況とか、


焼きあがったお骨を壺に入れるために砕く音とか、


(たぶん一生頭から離れない)いくつかのシーンが思い起こされるけど、


でも、そのひとつひとつのシーンが(思い出すととても辛いけど)、


「死」を受容するための、とても大事なひとつひとつの部品(?)だったことは、


経験者として、すごく納得がいく事実です。


だから逆に、そういう過程を経ずに、大事な家族や親しい方の死を受け入れなければならない方たちが、


私たちの比較にならないほどお辛いのだろうな、ということは容易に想像がつくことです。




この度の事故で亡くなられた方にご冥福をお祈りするとともに、


行方不明の方には、どうか見つかってください…と祈るしかないです。


ご遺族の方には、おかけする言葉も見つからないですけど、


どうか少しずつ、生きていくためのエネルギーを取り戻してくださいね、と言いたいです。

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