いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

不思議な風

不思議なことがありました。



実は1週間ほど前に、仕事上の事で、


女性の上司に対してちょっと失礼なことをしちゃったのです。


(そんな大きなことじゃないですけど、お互いすこ~しシコリが残るかなぁ、程度のこと。)


上司は優しい人だし、その後お互い普通に接しているし、


だけど私の気持ちが冴えないから、


いつか二人になる時をねらって、一度ちゃんと謝罪をしようと思っていたのです。


だから、朝と夜、旦那さんの写真に手を併せる時、


ここのところ毎日、手を併せながら、上司とのことをお祈りしていました。




そしたら今日、 


書類の整理のために、上司とふたりで書庫(というか倉庫)に入る機会があったのです。


不要の書類を整理するなんて、1年に一度あるかないかのことだし、


そうじゃなかったら倉庫に上司と二人で入るなんて、そうそうないことです。


だから、このチャンスを逃すまじ…と、


「えい!」と根性入れて、謝罪の言葉を言うことができました。


(私の気持ちはちゃんと通じて、とてもすてきな一日になりました。)




帰って来て、旦那さんの写真にお礼を言いました。


手を併せて、「謝るチャンスを作ってくれて、ありがとね」。


そしたらそのとたん、


暑い空気を逃すために明けた窓から、


突然すごい風が入って来て、


カーテンが、「ばっふん、ばっふん」と音を立てて棚引いたのです。




天気は晴れて穏やかだったのに、


急に強い風が吹いてきてとても驚いたのですが、


なんだかその「ばっふん、ばっふん」が、


旦那さんの祝福の声に聞こえてなりませんでした。


「よかったねぇ! 応援した甲斐があったよ! ちゃんと謝れたかい?」。


…… 旦那さん、ちゃんと私の事を見ててくれてるんだなぁ、と


すごく実感した瞬間でした。






今日のちょっと不思議な出来事で、


もう、ずいぶん前だけど、


旦那さんと一緒に経験した、もう一つの不思議なことを思い出しました。




2011年に起こった大震災で、


津波に襲われて小学生がたくさん亡くなった、


廃校になった当時の小学校を、見学しに行く機会がありました。



私たちが出向いた時、その廃校には、私たちのほかには誰もいませんでした。


その学校は海の近くにあるのだけど、


その日は、潮風が気持ちよいような晴天の日だったのです。




だけど、私たちが慰霊碑に向かって手を併せた時、


急にものすごい風が吹いてきました。


ほとんど立っているのが難しいほどの強風が、


たぶん5分に満たない程度の短時間でしたが、吹き荒れたのです。


そしてその後、急に風はピタッと止んで、


また、晴天の下、頬をかすめる潮風が心地よい、


そんな天気に戻ったのでした。



旦那さんも私も、あまりの天気の変わりように驚き、


それは、自然を越えた何かの意図を感じざるを得ないような現象でした。


そして、二人とも、


それが、亡くなった多くの子供たちの魂が起こした嵐だということに、


寸分の疑いも持ちませんでした。


そして、「私たちに、何かを訴えたかったんだね」。


「苦しいよ、助けてよって言いたかったのかもしれないね」。


私達ふたりとも、霊とかUFOとかはまるきり信じない現実的な人間なのですが、


その時だけは、「あれは間違いないねー、子供たちの霊だね」と言い合ったものでした。






……。


つまり、


要するに。


何を言いたいかというと。


死んでしまった人は、それで終わりなのでは絶対なくて、


だから、旦那さんはちゃんといつも、私を守ってくれてるんです!


大事で大好きな私を、いつも守ってくれてるんです!


だから、大丈夫。


何が来たって怖くない、……ってことです。




…… どうだ、わかったか。(……って、誰に?)

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