いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

旦那さんの好物

今の職場では、いろいろと野菜の戴き物をするのです。


要するに、畑を持っている職員が複数居るからなんだけど(微笑)、


時々、あちらこちらから野菜を戴きます。


ここのところは夏野菜です。


キュウリとかトウモロコシとか、今日はカボチャを1/4個戴きました。




あの人、カボチャ、結構好きだったんですよね。


おイモはダメなんだけど、カボチャは好きなんだって。


どっちも好きな私から言わせれば、よくわからない好みです。


だから、旦那さんが生きていた頃も、たま~にスーパーでカボチャを1/4個買ってきて、


お砂糖と醤油だけで煮るのが好きだったので、


おかずが足りない時の手軽な一品になりました。




今日も帰って来て、速攻でカボチャ切って、


最近ちょっとハマっている「これうまつゆ」に、お砂糖と醤油を少し足して、


簡単手抜きカボチャの煮もの。


2切れ、3切れを小皿にとって、旦那さんにお供えしました。


「最近私、この『これうまつゆ』にハマってるんだよ。


ちょっとダシが効いたカボチャの煮ものになったけど、食べてみて。


なかなか大人の味で、お弁当のおかずにもなるんだよ~~」、


なんて話しかけながら、お供えしました。





「(ネコ)さんの作る料理、うめぇなぁ」とよく言ってくれたものでした。


いえいえ。私、別に料理上手じゃないですよ。


だって今どき、ちょっと手を加えればできる料理がいくらでも売ってますから。


だけど、あの人なりの「いつも料理作ってくれて、ありがとね」という気持ちを込めた、


最大限の誉め言葉だったのだと思います。


はい、こちらこそ、楽しい思い出をいっぱい残してくれて、ありがとね。







今日のテレビで、


安倍さんのお葬式で昭恵さんが


「安倍さんのお陰でいろんな経験ができて感謝している」という話をしたそうです。


私、思うけど、


死別者は、相手に対して感謝できることが、


一番、楽…というか、苦しい思いをしないで済むのじゃないでしょうか。


ここのところの昭恵さんの、車の窓越しの憔悴しきった顔を見る度、


自分の過去を思い出して、胸が痛む思いですが、


どんな形にせよ、安倍さんに対する感謝の気持ちがあることを聞いて、


他人事ながら、少しほっとしたりしています。

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