不穏
今日、仕事をしていたら、
ある友人から初のショートメールが入りました。
この間の日曜日の会合で、久しぶりに会って、
お互い嬉しくて、隣に座って長話をした人です。
だけど、ずいぶん前に電話番号を交換したことがあったけど、
メールなんてしたことないし、
なにより、最近まったく交流のなかった人でした。
メールを読んでみてびっくりです。
「本日検査をしたら陽性で、コロナに罹患してました。
あなたもなるべく早く検査してください。」という内容だったのです。
えー。この間、あんなに長話しちゃったじゃないのよ!
もうドキドキが止まらなくって、
とりあえずひと気のない部屋に移動して、
職場にあった検査キッドを使って、
初めて自分で検査をしました。
ペン先に唾液をつける、アレですね。
舌の表と裏に、ペン先を2分間こすりつけて充分唾液を付けた後に、
検査液につけて15分待つのですが、
いやー、ほんとに長かったです。
赤い細い線が1本だけ見えると陰性。
2本出ると陽性だそうで、
祈りながら願いながら、15分間ずっと検査キッドを見続けてました。
結果は1本。 ……陰性でした。
ほっとして、危うく腰が抜けるかと思うほどでした。
健康が脅かされることは、やっぱり恐ろしいです。
コロナ罹患の場合は、周りに感染する可能性があるから余計に怖いです。
そういうことって、
旦那さんがあの世で待ってるとか、そういう事とは別の次元で、
考えただけで背中が寒くなる思いがしました。
やっぱり私は、この期に及んで、病気にかかりたくないと思ってるし、
死にたくないんだわ…と感じた出来事でした。
でも、コロナの第七派、私の周りではなんだか不穏な雰囲気です。
帰宅してから、
日曜日の集まりに来ていた別の女友達に、
「あなたはコロナ、大丈夫でしたか?」とラインしたら、
今の時間になっても、既読が付かないのです。
基礎疾患のため重症化リスクの高い旦那さんが居る人だし、
その旦那さんも集まりに来ていたので、
考えれば考えるだけ、悪いほう悪いほうに想像してしまいます。
親しい友人に、あの思いを味わわせるのは酷な話です。
基礎疾患のある旦那さんも、私の親しい友人だから、彼のことも心配だけど、
でも、親友に、伴侶を失った後のあの思いをさせるのはもっと酷。
……、なんて、勝手に人を殺すなっつーの。
きっと明日になったらラインに既読が付いてて、
全然別の用事で返信できなかった…なんてことになってるんですよ。絶対。
なんだか安倍さんの事があったり、第七波の勢いが強かったり、
不穏な毎日に感じられて、
安心とか平穏な日常とかを、前のように簡単に信じられなかったりしています。