いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

人の心に花を咲かせる

今日、ネット記事を読んでいたら、素敵な一文を見つけました。


記事を書いた方にはお許しを願って引用させていただけば、


「つらい時に触れる優しさは、人の心に花を咲かせる」という一文です。





ああ、そういう比喩があったか。


心に花を咲かせる、と。




旦那さんを失って、寂しく辛い時間が過ぎてはいますが、


特に最初のうち、


寂しく辛い時だからこそ、他人様の厚意が温かく身に染みたものです。




慰め、励ましてくれる友人達。


職場の同僚も、仕事の要件のメールの最後に「がんばってね」の一言を添えてくれる優しさ。




下を向き、ベソをかきながらではあったけど、


友人知人たちの、その優しさがどれだけありがたかったことか。




そのうちに少し時間が経ってくると、


旦那さんが私の前に存在してくれたこと自体を、


本当にありがたいことだったと思うようになりました。



12年間という、決して長くない時間ではあったけど、


私の人生に彼が登場してくれたことで、私はどれだけ満たされたことか。


あの12年間があったからこそ、今の自分があるのだ…ということを、心の底から思う時、


感謝の思いで、胸がふんわり温かくなるのを感じます。




「ありがたい(有難い)」と思う時って、


あの心のふんわり温かくなる思いって、


どう言い表わせばよいのでしょうか。




ずっと、ぴったりした表現が思い当たらずにいたのですが…。


そうか、「心に花を咲かせる」という言い方が、ありましたっけね。





「心の花」とは、昔から、割と有体な表現のような気がしていましたが、


そうか、まさにこのことだったのか、と改めて気が付いた思いです。




私の場合の、感謝で心が「ふんわり温かくなる」感じって、


まさに、心に、うす桃色の可愛い小花がぽっと咲いた感じがします。




この素敵な気づきを忘れずに、


そして、あの感謝の気持ちが再び沸いた時には、


忘れずに、うす桃色の小さな花々を思い浮かべよう。


そしたら、感謝の気持ちを、


より大事に、より長引かせることができるかもしれないな、なんて考えました。

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