生きててだけ欲しかった。
障害が残っても生きていて欲しかった…というコメントを戴いて、
(あーにゃんさん、ありがとうございます!)
私も本当に同感です。
旦那さんは倒れた時に、半身マヒで、すでにろれつが回っていませんでした。
右半身のマヒで、動く左手を大きく振り回して私に訴えかけていた。
その光景が忘れられません。
なので、たとえ生き残ってもリハビリが大変だったのかもしれないけど、
でも、たとえろれつが回らなくても、たとえ半身マヒでも、
やっぱり生き残って、あの笑顔を私に見せて欲しかったです。
でもうちの旦那さんに限って言えば、
あの人、ええ恰好しぃのところがあったから、
障害の残った自分を受け入れられたかなぁ、なんて少し思います。
前にも書いたことがありましたけど、
うちの旦那さんは、顔は十人並み(?)なんですけど、
声が渋くて格好良かったんですよ、(自慢?)。
なのに、そのせっかくの声…というか、得意な「喋り」が上手にできなくなったとしたら、
あの人、落ち込んだろうなぁ。
それに半身マヒになったら仕事も続けられなかった可能性が大きいし、
そうすると私との生活も続けられなかったかもしれないし、
それにもし、あの人が半身マヒになってしまったら、
足の悪い私が彼を助けて生きていく事は、その時の彼の様態にもよりますが、難しかったかも知れません。
つまりたぶん、そうなったらもう、
一緒に生活を続けることは難しかった気がします。
なんて、
まるっきり、想像してもしようのない事を延々想像したりしてますけど、
そうするとやっぱりうちの旦那さんが、
一度目の脳梗塞でサラッと逝った逝き方は、
彼が望んだ逝き方だったのかもしれないなぁ、なんて思うのです。
少なくとも彼らしく、
自分の後遺症で、足の悪い私を困らせられない…と思ったんじゃないかと。
でもね。
そんなことどうだっていいから、
生きてだけいて欲しかったのよ、あたしとしたら。