いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

時代は変わったなぁ。

古谷一行さんが亡くなったとニュースで言っていました。


著名人の訃報のお知らせは、ここのところますます増えてきていて、


今年に入ってからも、いろいろな有名人が亡くなってますよね。


安倍さんはとりあえず置いておきますが、


石原慎太郎さんや、西村京太郎さんとか、


海外を見れば、ゴルバチョフもそうだけど、オリビア・ニュートン・ジョンとか、


(歳がばれますねー。)


私の世代がその活躍を知る多くの著名人が、


今年になってからもずいぶん亡くなっています。




何が言いたいかというと、


さきほど、見た方がいるかもしれませんが、


今夜のテレビで美空ひばりさんについてのドキュメンタリーがありました。


アナザーストーリーズです。



美空ひばりと言えば、深酒の影響で、肝硬変で若くして亡くなっていますが、


今日改めて知ったけど、ひばりさんが亡くなったのは平成元年なのだそうですね。


…とすると、彼女の歌姫としての活躍は、もう30年以上も前の話であるわけです。




しばらくぶりで美声を聞いて、本当に歌の上手な人だったんだなぁ、と改めて感動しました。


彼女の歌声は今聞いても全然古めかしくはなく、


前に聞いたのは、まるでついこの間の事のようです。


つまり、その頃からずっと生き続けている私としては、


歌姫の美声を聞いていて、その歌の裏側に映る、当時の ”昭和” を思い出すわけで、


たぶん歌を聞けば、昭和生まれの皆さんそうかもしれませんが、


深いため息をつきながら、「時代は変わったなぁ…。」と。




よく、長生きしたご老人が、


「私の周りの人はみんなあの世に逝っちゃって。私だけになっちゃったわ。」


などと言うのを、


まだ若かった私は、まるっきり他人事として当時は聞いていましたが、


今はなんだか少しだけ、そのご老人の気持ちがわかるような気がします。


「時代は変わったなぁ。


旦那さんも死んじゃったけど、


テレビで知ってる人も随分あの世に逝ってしまって、


世の中がすっかり変わっちゃった。


本当に時代は変わっちゃったなぁ(…としみじみジェネレーション・ギャップを感じる)。


昭和のあの頃が懐かしいし、寂しいな。」なんて、


深いため息と、


もう手の届かない寂しさと、


もしかしたら少しの後悔と共に、


二度とは帰ってこない甘酸っぱい(?)思い出に、


今宵はちょっと酔ってみたりします。

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