惹かれあった理由(わけ)
円安がさらに進んだ…なんてテレビで言ってるし、
地球温暖化のせいで、一昔前だったら考えられないような台風が来るし、
私たちの未来って、いったいどうなってしまうのでしょう?
旦那さんの写真の前で、
「ひとりでさっさと逝っちゃって、
置いて行かれた私は心細くて不安で、どうしようもないじゃないのよ!」
「なんで一緒に連れて行ってくれなかったのよ!」
なんて愚痴ってみたりします。
あの人ってそういう人だったんですよねー。
いやいや別に、私を置いて行っちゃって薄情なヤツ…と言いたいのじゃないですよ。
旦那さんって、生きてるときも、いつもなんだかスンナリと生きてて、
貧乏くじ引いたり、蹴っつまずいて転んだりするのは、いつも私のほうでした。
もちろん蹴っつまずいた時にも、私の手を引っ張って一緒に歩んではくれましたが。
だから旦那さんが亡くなった後に、
ますますコロナがひどい事になってきたり、
ウクライナで戦争が始まったりするたびに、
「あ~ぁ、やっぱりねぇ~~。」と妙に納得がいった私です。
でもたぶんきっと、
私は、あの人の知らない土臭い喜びを知っている気がするのです。
貧乏くじ引く人とか、不器用な生き方しかできない人だけが
知ってる喜びって、あると思うんですよね。
私はたぶん、彼の10倍ぐらいぶきっちょで融通きかなかったから、
そのぶん、彼の10倍くらいは、土臭いけど感動的な(?)喜びを知ってる気がするんです。
つまりは、人間みな平等だと思ってるんですぅ。
そして、もう一つ思うのは、
無いものねだりじゃないけれど、
私達って、自分に無いものを相手が持ってたから、
だからお互いに惹かれあったのかな?
なんて、ちょっと思いました。
うふふのふ。