いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

安倍さんの国葬

安倍元総理の国葬をテレビで見ていて、


いろんな思いを感じました。


まず、私はどちらかといえば考えが左寄りな人間なので、


多額の税金を使った、国を挙げての一大臣の国葬や葬式というのは感心できません。


それに今回のは、元総理の政治活動中の暗殺?でしたから、


それは確かに、あまりにショッキングな出来事で、


でもそのために、政治家も含めた日本じゅうが、


センチメンタリズムに支配されてしまったような気がします。





でもまぁ、私には、


「国葬反対!国葬反対!」と練り歩くデモクラシーに参加するほどのエネルギーは無いし、


(どちらかといえば諦めという無関心(= 無責任))


それよりまず、


旦那様を突然に、しかも殺されてしまった昭恵夫人には、


似た経験をした人間として、ついつい寄り添いたい気持ちにすらなりました。





テレビ越しに、昭恵さんの、


夫のお骨を持って目はうつろ、たどたどしく歩く姿を見て、


なんとも言えない気持ちになりました。



でも、「可哀そう」という気持ちとは違いました。


昭恵さんの姿に自分の同じ時期を重ねて思い出す、強い胸苦しさです。


亡くなって80日余りだそうです。


49日を過ぎて、1ヶ月と少し。


まだまだ現実味を帯びたリアルな記憶として残っている頃です。


その頃の私って、何を感じて何をしていただろう。


確か、まともに食べられてなかったし、寝られてなかったです。


体引きずって仕事をしには行くけれど、何も手につきませんでした。


何も考えられなくて、


でも時折ものすごい悲しみが襲ってきて、その度に涙ぐんで、


顔はいつも乾いた涙で突っ張っていました。


そして泣いてる他は、顔を突っ張らせながら、ただただぼや~~っとしてました。


昭恵さん、今、きっとそういう感じなんだろうなぁ。




なんだか、その頃の自分を思い出してしまって、


ちょっとまた、呼吸が浅くなりました。



あの人年上だけど、


テレビに、ハンカチで涙ぬぐっている姿が写って、


なんだかハグして抱きしめてあげたくなりました。

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