いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

自分の幸せに気がついていませんでした。

昨晩は泣きすぎて、泣き疲れてそのまま眠ってしまいました。


だから朝、起きたら、顔がすごいことになっていました。


目が腫れるだけ腫れてしまって、人相がすっかり変わってしまってた…苦笑。


最近はいつも、そんなに長時間は泣かなくなっているし、


突発的·瞬間的に涙が出てくることが多くなっているので、目が腫れるなんて久々でした。





職場は、去年の5月末に異動になりました。


なので、異動になってちょうど1年経って、旦那さんが逝ってしまったことになります。


仕事量も前の部署よりとても少ないし、


ウマが合わない人も少なくて、


今回の異動ってラッキーだったなぁ…と思っていました。


ふと気が付いたら


「あぁ、今、私、悩みごとがほとんどないなぁ」と思える日々が過ぎて…、


( ↑ こんなこと、私の一生でたぶん初めてのことでした)


それを見届けるように、旦那さんは旅立ったのです。





たぶん、こういう時間を、幸せな時間というのだと思います。


職場には特に何の問題もなくて、家に帰れば優しい旦那さんがいて、


優しいほほえみや談笑があり、


休日はふたり仲良く楽しい時間を過ごせて、


美味しいものを食べたり、どこかへ出かけたり。


…これ以上の穏やかな幸せなんて、たぶんないでしょう。


でもその時は、その本当のありがたさに、ほとんど気がついていませんでした。


自分が今手に出来ているものが「有り難き幸せ」であることには、まったく気づけていなかった。


……そして、気がついた時にはもう、


幸せは、手の指の間から、すべてこぼれ落ちてしまっていて、


ほんのひとかけらも残っていませんでした。

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