自分の幸せに気がついていませんでした。
昨晩は泣きすぎて、泣き疲れてそのまま眠ってしまいました。
だから朝、起きたら、顔がすごいことになっていました。
目が腫れるだけ腫れてしまって、人相がすっかり変わってしまってた…苦笑。
最近はいつも、そんなに長時間は泣かなくなっているし、
突発的·瞬間的に涙が出てくることが多くなっているので、目が腫れるなんて久々でした。
職場は、去年の5月末に異動になりました。
なので、異動になってちょうど1年経って、旦那さんが逝ってしまったことになります。
仕事量も前の部署よりとても少ないし、
ウマが合わない人も少なくて、
今回の異動ってラッキーだったなぁ…と思っていました。
ふと気が付いたら
「あぁ、今、私、悩みごとがほとんどないなぁ」と思える日々が過ぎて…、
( ↑ こんなこと、私の一生でたぶん初めてのことでした)
それを見届けるように、旦那さんは旅立ったのです。
たぶん、こういう時間を、幸せな時間というのだと思います。
職場には特に何の問題もなくて、家に帰れば優しい旦那さんがいて、
優しいほほえみや談笑があり、
休日はふたり仲良く楽しい時間を過ごせて、
美味しいものを食べたり、どこかへ出かけたり。
…これ以上の穏やかな幸せなんて、たぶんないでしょう。
でもその時は、その本当のありがたさに、ほとんど気がついていませんでした。
自分が今手に出来ているものが「有り難き幸せ」であることには、まったく気づけていなかった。
……そして、気がついた時にはもう、
幸せは、手の指の間から、すべてこぼれ落ちてしまっていて、
ほんのひとかけらも残っていませんでした。