いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

恋愛感情(3)

ジグゾーパズルの凹と凸が嚙み合うように、


お互いの寂しさが埋まるのなら、


それはそれでお互いにとって理想の相手だし、理想の恋愛なのかもしれません。


恋愛ってもっと高尚なもの? 


例えば芸術や文学が生まれるような、


そんな恋愛が、良い恋愛なの?


恋愛に正しい恋愛、良い恋愛、そんなカテゴリーってあるのでしょうか。




もちろんそれを言うなら、私と旦那さんとの恋愛を正しいものとは言えないんでしょうけれど、


でも常識的に、とか、倫理的に、とかじゃない「正しさ」「良さ」は、


そんなのって、無いはず。


お互いがマッチングすれば、それがベスト。 それ以下でもそれ以上でもないはずです。




そういう意味では、私と旦那さんはとてもマッチしたカップルでした。
(カップルって、死語?)


あの人、お付き合いした人や結婚相手とは、あまり長続きしなかったらしい。


もちろん子供がいるから婚姻関係は解消しなかったそうですけどね。


良好な関係と言うのは、私との12年間というのが最長だったらしいです。




そして、私自身も、旦那さんとのお付き合い12年間というのは最長なんです。


これは、旦那さんの死によってやむなく終わりを迎えたけれど、


そうでなければ多分、ずっと、ずっと、続いたんだと思います。


だって、前にも書いたかもしれないけど、


死を予期した旦那さんは、毎晩寝る前に私に向かって、「ありがとね、ありがとね」と言ってからベッドに行く…ということが、少しの間続いたんですよ。


つまり関係が終わる直前まで、少なくとも旦那さんは私に感謝をしてくれていたわけで、それは私だって同じなんです。


「私こそ、ありがとうね」。 私、勉強をしながら(資格試験の直前だったのでした。)、その度、旦那さんにそう答えていました。





旦那さんと、どんなところがマッチングした…、つまり性が合ったのか…といえば…。


よくわかってません。


だけど、強いて言えば、お互いが自然体でいられたって事なんだと思います。


たぶん幸せに添い遂げる男女って、皆さんそうだと思うんだけど、


性分が合ってお互いが自然体でいられる…ということなんでしょうねぇ。


だからずっと一緒にいて楽しいというか、苦にならないというか。





私、リフジン様に対して、それができる自信があったのです。


彼は他人に対して壁を作って、本当の自分をなるべく見せないようにする傾向が強いけど、


私はそれを打ち破ることができるって…多分できるという自信がありました。



なんか、ある意味、旦那さんの時と似てるのです。


旦那さんも割と他人に対して、あの人は格好をつけたがると言うか。笑。


高価な良いものを身に着けて、明るい自分、元気な自分、問題を問題とも思わないようなパワフルさを強調するようなところのあった人でした。



でも結局、旦那さんもリフジン様も、


他人に対して弱さを見せない、強い自分をアピールしたがる…という意味では、かなり似たところがあるんです。


でもどこかで、そうでない自分、弱い自分を、開放する場所が必要。


人間ってそういうものだと思います。




私、リフジン様の素の人間性を、多分喜んで受け止めたと思うんだな。


そして彼は、私に対しては、そういうものをあまり隠さなかった。


だから、出来たと思うのよ、


お互いに自然体でいられる関係性が。





んん~~。 こんなこと書いているうちに、


本気で会いたくなってきた。


明後日、友人に相談して決めるけど、もしかしたらあらかじめ電話して、気持ちを伝えちゃおうかな、なんて、考えてたりして。。。


ふふふ。ちょっと言ってみただけだよん。

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