いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

おもいでの1ページ(2)

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加湿器を出すために押し入れをガサゴソしていて、


ひとつ見つけものをしました。


空き箱の中に、フックだの電源ソケットだのがゴチャゴチャと入っている中に、


一緒に、壊れた下げ飾りが入っていました。


壁掛け用の下げ飾りが、壊れて3つに分かれちゃっていましたが、


懐かしくて、とても嬉しくなりました。





今のアパートに越してきたのは昨年のお盆です。旦那さんは1年も住まなかったわけですが。


見つけた下げ飾りは、その前に住んでいたアパートで、電灯のひもに結び付けてあった下げ飾りでした。


そういえば引っ越した後、見かけなくなっていたのですが、


空き箱に、その他のものと一緒にゴチャゴチャと(しかも壊れた状態で)入っていたところを見ると、


引っ越しの時に、旦那さんがほかのものと一緒に閉まって、どうやらそのまんまになってしまったらしいです。




細い針金を買ってきて、修理して飾ってみました。



修理しているうちに、マンタとイルカとウミガメを見て、


何年も前に旦那さんが沖縄に社員旅行で行った際に、買ってきてくれたお土産だったことを思い出しました。




マンタのおなか(?)に赤いハートのシールが貼ってあるのは、これは私が貼ったのです。


裏にも同じ絵が描かれていて、裏には星のシールが貼ってあります。


ちょっとヘンなものが描かれてたのね。


お土産をもらって、私が「うわぁ、ちょっと下品だなぁ、やだねぇ!」と言ったら、


旦那さんニヤニヤ笑って、隠すためのシールを私にくれたのを思い出します。


マンタとイルカとウミガメを見てひとしきり泣いたけど、ちょっとだけ泣き笑いもしました。





でも、今のアパートに引っ越してきてしまっていて、本当に良かったです。


前のアパートには何年も住んでたから、彼との思い出がいっぱいで、


あそこにひとり残されたら、思い出だらけで息もできないほどだったでしょう。


旦那さんが今も私を守ってくれているのかもしれません。

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