おもいでの1ページ(2)
前の記事、
加湿器を出すために押し入れをガサゴソしていて、
ひとつ見つけものをしました。
空き箱の中に、フックだの電源ソケットだのがゴチャゴチャと入っている中に、
一緒に、壊れた下げ飾りが入っていました。
壁掛け用の下げ飾りが、壊れて3つに分かれちゃっていましたが、
懐かしくて、とても嬉しくなりました。
今のアパートに越してきたのは昨年のお盆です。旦那さんは1年も住まなかったわけですが。
見つけた下げ飾りは、その前に住んでいたアパートで、電灯のひもに結び付けてあった下げ飾りでした。
そういえば引っ越した後、見かけなくなっていたのですが、
空き箱に、その他のものと一緒にゴチャゴチャと(しかも壊れた状態で)入っていたところを見ると、
引っ越しの時に、旦那さんがほかのものと一緒に閉まって、どうやらそのまんまになってしまったらしいです。
細い針金を買ってきて、修理して飾ってみました。
修理しているうちに、マンタとイルカとウミガメを見て、
何年も前に旦那さんが沖縄に社員旅行で行った際に、買ってきてくれたお土産だったことを思い出しました。
マンタのおなか(?)に赤いハートのシールが貼ってあるのは、これは私が貼ったのです。
裏にも同じ絵が描かれていて、裏には星のシールが貼ってあります。
ちょっとヘンなものが描かれてたのね。
お土産をもらって、私が「うわぁ、ちょっと下品だなぁ、やだねぇ!」と言ったら、
旦那さんニヤニヤ笑って、隠すためのシールを私にくれたのを思い出します。
マンタとイルカとウミガメを見てひとしきり泣いたけど、ちょっとだけ泣き笑いもしました。
でも、今のアパートに引っ越してきてしまっていて、本当に良かったです。
前のアパートには何年も住んでたから、彼との思い出がいっぱいで、
あそこにひとり残されたら、思い出だらけで息もできないほどだったでしょう。
旦那さんが今も私を守ってくれているのかもしれません。