悲しい桜花(2)
クリスマスはきっと辛いんだろうなぁ…と、割と容易に予想が付いたのですが、
桜の季節がこんなに辛いとは思いませんでした。
なんで…? 日本人だからとか関係あるのかしら?
赤でも白でもない、あのもやっとした桜色が、悲しみを誘うのかしら?
もしかしたら、
この間お話しした「木の芽時」とかも関係あるのかもしれないなぁなんて
いろいろ想像しています。
今日は休みだったので、気分を変えようと化粧品を買いに出かけました。
でも、おばさんは化粧品もイオンで買う。(苦笑。)
隣町にあるイオンからの帰り道、怖いもの見たさ…とでもいうのでしょうか、
旦那さんともよく行った、桜の奇麗な山道を通ってみることにしました。
そして結局、クルマの中で泣くのよね。
大木に咲き誇った桜を見れば、数年前一緒に見た三春の滝桜を思い出し、
花曇りの空を見れば、昨年一緒に行った、まったく人気のない桜公園を思い出します。
それじゃ行かなきゃいいだろうともう一人の私が言うけれど、
思い出したい自分もいて。
悲しい気持ちを涙と嗚咽で吐き出したい自分もいて。
人の心理ってフクザツなものだとつくづく感じています。