いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

無観客の開会式

ごめんなさい。


最初に謝ります。


この記事を読んで不愉快な思いをされる方がいらっしゃるかもしれないので、


その方に、初めにお詫びをしておきます。





自分でも「私って小さいなぁ」と思うのですけど、


今日の報道、少なくとも東京ではオリンピックは無観客…というニュースを見て、


ちょっと喜んでしまいました。


楽しみにされていた方とか、業者の方とか、


寂しかったり困ったりされている方、ごめんなさい。


だけど、今の私の正直な気持ちです。




もちろん理由は明確で、オリンピックで誰かが楽しい思いをするのが不快だからです。


恋人と…とか、家族連れで楽しくオリンピック観戦なんて、


そんな幸せ、許せないです。


私って本当に小さいですね。


だけど私は今、そんな幸せとは無縁な人間です。




随分前の話ですが、旦那さんがまだ元気なころ、


「開会式だけは2人で行ってみたいねぇ」と話したことがありました。


もちろんチケットは手に入れるの難しいし、第一お互いの休みを開会式に合わせて取れるかどうかもわからないときの話なので、


夢物語を言葉にしただけでしたが。




「でも結局、家でテレビで見るのが一番なんだよねー。選手の顔だってはっきり見えるしさ」と話したのを覚えています。


だけどその時、お互いに、当然、開会式は2人そろってテレビで見るものだと信じてました。


まさか、もう、そのころ旦那さんがこの世にいないなんて、思いもしませんでした。




だから、オリンピックは嫌いです。


言ってしまえば、夏の夜の花火やお祭りも、クリスマスとかも、みんな嫌い。


楽しい時代を思い出すし、嫉妬で神経を逆なでされるから、


イベントものとか全部なくなっちゃえばよいのに、と思っています。




そういう意味では、旦那さんは時期を選んでくれたのかも…なんて思ったりします。


今ほど、コロナのお陰でいろんな行事が中止されることはないだろうから。


旦那さんは、私が傷つかずに済む今の時期を選んでくれたのか…なんて、


ちょっと思ったりします。


そんなところに旦那さんの愛を感じる私って、ちょっとヘンかもしれませんね。

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