あの頃。
今日、久しぶりでお会いした知人とお話をしました。
70歳を越したご婦人なのですが、ご主人様は健在なのだそうです。
「私は足が悪いから、洗濯物を干すときに、
シーツやバスタオルなど大きなものは主人が干してくれるのよね」
と嬉しそうに。
「あらぁ、ご主人お優しいんですね~」とゴマすり気味に言ったけど、
腹の中では、「うちの旦那さんは、大きいのも小さいのもぜ~んぶ干してくれたわよ!」
なんて思ってて、
70歳代のご夫婦に、嫉妬をしている私です。
だって、羨ましいですもの。
年齢とか国籍とか関係なく、ご夫婦が仲睦まじくやってるのを見ると、
正直、腹が立ちます。
「なんで私ばっかり独りなのよ」と思うし、
昨日のブログじゃないけど「なんでうちの旦那さんばっかり早く死んじゃったのよ」と思います。
70歳代のご夫婦なんて、もう30年も40年も一緒に生活しているのだろうし、
年齢的にも、私らと順番が逆だろーと思っちゃう。
でも、いいのです。
恨んだり嫉妬してたらこっちが疲れちゃうからね。
もう少し広い心を持たなきゃね。
どうぞ末永く、お二人とも健康ご長寿でお暮しくださいませ。
今日は休みだったので、少しのんびりできました。
お風呂にでもゆっくり浸かって疲れを取ろう、と、
この間ドラッグストアで買った、ちょっとリッチな入浴剤を使ってみました。
お湯がトロリとして泡あわになるのだそうで、
個袋で売っているので、2回分買ってきてあったのです。
お湯を少し張った時点で入浴剤を入れて、
バチャバチャと手でお湯をかき回し、その後シャワーでお湯を足して泡立てるのだそうで、
実際にやってみたら、泡あわでトロトロで、非常によい具合のお風呂になりました。
……こういう時にね、
旦那さんにも、このお風呂に入って欲しかったな…なんて思っちゃうんですよね。
泡あわのトロトロ、
お湯に浸かりながら、明日の仕事の段取りを考える習慣のあった旦那さんとしたら、
さぞかし喜んだろうなぁ、と思うわけです。
そんなことを考えると、
泡あわのトロトロのお風呂の中で、涙が出てきちゃったりして、
せっかくの気持ちよいお風呂が、よくわからないことになってしまいました。
だけど、喜んだろうなぁ。
ほっかほかの、いい匂いでお風呂から上がってきて、
パンツだけ履いて椅子にドカッと座って、「あの風呂、いいなぁ」なんてニッコリして。
「じゃぁまた買ってこようね、あの入浴剤。」なんて私が言うと、
ちょっと申し訳なさそうに小さな声で、「うん」なんて言って。
はぁ、やだやだ、もう戻ってこないのに。
絶対戻れるわけないのにね。あの頃に。