いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

最上級の辛さ

3年前の今日は、京アニの放火事件があった日だそうですね。


少し記憶が薄れていたけど、36名の方が亡くなったとのこと。


容疑者に対してまだ裁判が始まっていない…とテレビで言っていました。


日本のお役所仕事はこれだから困ります。




3年前は、このニュースを見て、


「なんて残酷なことを…」と顔をしかめたし、


犠牲者の方を気の毒に…と思ったし、


犯人に対して怒りの気持ちがありました。


だけど、亡くなられた方のご家族の事にまでは、あまり考えが及びませんでした。




今は、死別者の一人として、


ご遺族の方たちのその後について、心が痛みます。


同じ死別者ではありますが、


犠牲者のご遺族と私の根本的に違うところは、


亡くなられた方たちが、事件の被害者だという点です。





これは安倍さんの場合もそうで、


昭恵さんは、事件の犠牲者の遺族です。





京アニの犠牲者のご遺族も、昭恵さんも、


加害者に家族を殺されてしまったわけで、


家族を殺人事件で亡くされるって、どんなお気持ちなんだろう、と思います。




事件性がまったくない、脳梗塞で家族を亡くした私さえこんなに苦しいのに、


この苦しい、寂しい、悲しい気持ちの上に、さらに、


犯人への怒りや、理不尽さへのやるせなさや、


それらをぶつける当てのない強烈な思いなど、


その他諸々いろんな感情を加えたら、


いったいどんな気持ちになるのでしょう。


ひとりの人間が対処できる感情なのかしら。


私には、まるっきり想像ができません。





死別って辛い。


この感情は、今まで知っている感情とはまったく別種のものだし、


私が味わっているこの辛さは多分、人間が感じるMAXの辛さだ。 と思ってきたけど。


よくよく考えれば、


もっともっと辛い思いをしている人っているんですね。


京アニで亡くなられた36人の方に合掌。

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