帰り道
仕事からの帰り道、そろそろ家が間近になってくると、
なんだかとてもつらい気持ちになります。
季節がら、帰ってくる時間はもう真っ暗だから
余計にいろいろ考えます。
この道を昔は一緒に通ったのに、とか、
旦那さんを乗せた救急車がこの道を走ったとか、
病院から、不安の中たった一人帰ってきた時のこと、
そして彼の遺体もこの道を通ったのだ…とか、
いろいろ、いろいろ、
この道を通るたびに考えてしまいます。
気持ちは際限なく落ち込みます。
もうこれから先、彼と過ごす時間がないなら、
楽しい彼との12年間が戻ってこないなら、
生きていたって仕方がない…と考えてしまいます。
生きてたって、もうあんな楽しい時間は二度とないよ…って。
だけど、この考えを突き詰めれば結果は一つしかありません。
なので、なるべく深く考えないようにしています。
昨日、鳩ぽっぽのことを書いたら、
なんと今朝、まるでブログを読んだかのように(ないない。)
鳩ぽっぽがベランダのところに来ていました。
しかも2羽でエサをついばんでいました。
姿を見たのはしばらくぶりだったので、
帰ってきてくれたのがうれしくて、叫び声をあげてしまったほどです。
ひとしきり喜んでから、自分の寂しさに気が付きました。
私があんまり寂しがっているから、
旦那さんが鳩を連れてきてくれたのかもな、なんて思います。