いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

ふとん乾燥機

見る度に思い出して、心がジワ~ンとするものがいくつかありますが、


その一つが、ふとん乾燥機です。


もうずいぶん前から使っている古いものですが、


今でも壊れずに使っています。





うちの定例で、家事は分担制になっており、


ふとん乾燥は旦那さんの役目だったのです。


土曜日か日曜日、週に一度、休みの日にのんびり起きて、


ふとん乾燥をしながら遅い朝食を取るのが習慣でした。


(ちなみに私一人になってからは、そんなに頻繁にふとん乾燥はしなくなっちゃいました。


一人暮らしになると、ご飯も掃除もズボラになっちゃって困ります。)




旦那さんが亡くなってから気が付いたんですよね。


冷風か温風か選んだり、乾燥時間を選ぶためのダイヤルを


油性ペンで青く塗ってあることに。




溝が目立たず、どちらを指しているのかわからなくなるから、


溝のあるほうを青く塗ろうとして、


間違って逆のほうを塗っちゃったらしいです。


そして、「あ、ヤバイ間違った!」と、もう片方も塗っちゃったから、


結局、両方青くなっちゃって、よくわからないことになっちゃっているのです。




ちなみに、溝のあるほうの青色が、若干目立たなくなってきているのは、


旦那さんが居なくなってから、私が何度もダイヤルを回しているからで、


前はもっと、青々していたの。


だから見つけた当初は、どっちがどっちかほんとにわからなくて、


手で触って、溝のある方を確認していたくらいでした。




これを見る度に、


「あぁあ~、珍しくおっちょこちょいやっちゃったんだなぁ」と思って笑うけど、


でも、そういうのって逆に、却って心が痛むし、


未だに、苦笑しながら涙目になったりします。



そして、だんだんだんだん溝のある方の青色が目立たなくなってきていて、


なんだかそれも寂しくって、余計に心がじわ~んとしたりするのです。

×

非ログインユーザーとして返信する