いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

ユーミン

よい意味でも悪い意味でも、時間って過ぎ去るものですね。


2月初旬に行われた、とても楽しみにしていたイベントも、


あっという間にすっかり終わってしまい、


そしてその後始末としての書類にして残す作業も、全部済んでしまいました。





あ~ぁあ~。この先、何を楽しみにしたらよいのかしら…。


…と思っていたら、なんと! なんと!!




昨年9月に申し込んでおいた


『松任谷由実アリーナツアー2023チケット』が当選したではないかいな。


コンサートは9月に仙台で行われます。




ユーミンは大好きで、


若いころからずいぶん聞いていたから、


もしかしたら、全曲知っているんじゃないかしら。


だからすんごい楽しみです。


9月まで、わくわくしながら過ごせます。





それにしても最近、アーティストが「代表曲すべて収録」的な


総括・まとめ風のCDとかコンサートが多い気がします。


この間も桑田佳祐のそんなCDを買ったところです。




つまりは、そんな時代なんですよねぇ。


考えてみれば、今の私は、私が子供の頃の「明治生まれのおばあちゃん」に相当するわけだもの。


昭和 ⇒ 大正 ⇒ 明治、


令和 ⇒ 平成 ⇒ 昭和、だもんね。


年齢的におばあちゃんにはまだ早くたって、


子供から見れば、私は立派なおばあちゃんに見えるのかもしれなくて、


そう考えたら、今の子たちとの世代間ギャップもうなずけるというものです。




私の母方のおばあちゃんは明治の人で、それこそ仙台に住んでいて昔の人だったから、


私がまだ幼少期など、大概いつもキモノを着ていて、


キモノの下は長襦袢やお腰をきちんと付けて、足袋と草履をはいて、


頭は後ろで結ってシンプルな鼈甲のカンザシをさしていたものでした。


私は横で、


おばあちゃんが動くたびにキモノの布がガサガサとこすれる音を聞きながら、


「お年寄りは、着づらいヨウフクを着ているんだなぁ」と思っていたものです。




そのおばあちゃんも随分前に亡くなってしまったし、


つまりは、時代は移り変わるんですね。


寂しいけれどそれが真実で、私たちもいずれは灰になるわけで。




…何を言いたいかというと、


きっと旦那さんもそういう道筋は辿っていたのだろうなという事です。


あの人は私より年上だから、


今、私が感じるような世代間ギャップを、すでに生前彼も感じていただろうと思うわけです。


いえ、彼だけじゃなく万人が通る道筋で。



自分に遺された寿命や、それがいずれ尽きることを受け入れることは、


一抹の寂しさと共に、


案外、少し気が楽になるような、


背中の荷物を降ろすような、


そんなほっとする瞬間を、


彼も味わっていたのかもしれないな…なんて考えました、わかんないけど。

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