いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

忘れるということ

もうすぐ3年経つからか。


加齢も手伝って(笑)、いろんなことが思い出せなくなっています。




…といっても、とても小さなことですけどね。


この洋服は、あの人が居るうちに買ったものだったかしら?とかね。


その程度の事なんだけど、そういうことが、最近とてもあやふやになってきています。



とても小さなことではあるのだけど、


でも仮に、あの人が生きているうちにこの家にあったとすれば、


あの人が見たことのある洋服なわけで。


…とすると多分、私が着たところを見たこともあるわけだし、


そうすれば、似合ってるとか似合ってないとか、思うところもあったはずで、


それにあわよくば、この洋服を洗濯して干すときに、


もしかしたらあの人が触った洋服かもしれない、


なんてね。


いろいろ想像は膨らむわけで、


たかだか1枚のブラウスだとしても、


あの人が居るうちに買った洋服であるかどうかは、私にとっては大問題。


買った時期によっては、思い出の品物にもなるわけです。



前は、いろんなことをすっかり覚えていたのだけど、


最近、だんだん年月が経ってきてしまって、


前ほど鮮明に思い出せなくなりました。




ただし、忘れることというのは人間の一種の能力だそうですから、


そうやって少しずつ、苦しみもまた薄れていくという事なのでしょうね。


合掌。

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