いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

月命日

何回目の月命日になるのか、よくわかりません。


単純に計算すれば34回目になるわけですけど、


でも、34のなかには、ほんとの命日も2回入っているわけで、


それを抜かせば32回目の、月命日?




旦那さんが居なくなってから、もうすぐ3年が経ってしまいます。


居なくなってから、いろんなことを1人で経験してきました。


毎日毎日、雑事に追われて、


気が付いてみたら、一人暮らしがすっかり普通の事になってしまっています。




コロナもそろそろフツウの病気のように扱われ始めてしまって、


あっちこっちでたくさんのお祭りとかイベントとかが再開していますよね。


今年は私の地元でも、とうとう、3年ぶりにさくら祭りが行われましたけど、


旦那さんが亡くなって以来、そういうものを嫌ってきたはずの私が、


全然フツウに過ごせてしまって、


我ながらちょっと肩透かしを食らった気分です。




「お祭りに行って寂しくなるなら、行かなきゃいいじゃん」。


もし旦那さんが生きていたら、たぶん私にこう言ったと思うのです。


だから、見事な桜並木を見たい気持ちもあったけど、


今年はまだ、お祭りには行かない事を選びました。






坂本龍一さんが亡くなったというニュース、


昨晩それを聞いて、


なんだか旦那さんの月命日が、ちょっと色あせてしまいました。


(旦那さんゴメンね!)


こんなこと書くと歳がばれますけど、


やっぱり彼は大スターだったから、


なんだかちょっと神格化しているところがあって、


たとえ死病に侵されていても、


ずっとずっと死なずに生きているような気がしていました。




なのに普通に死ぬなんて。


昨晩の第一報を聞いて、


そのことにびっくりしてしまって、


なんだか昨晩はよく眠れずに朝を迎え、


今朝は、旦那さんに手を併せながらも、


「坂本龍一がそっちに行くわよ」なんてね。


旦那さんの月命日が、どこかにぶっ飛んでしまっています。




でも、


うちの旦那さんは割とミーハーなところがあったから、


今ごろもしかしたら、


色紙とサインペンをもって、


坂本龍一さんの、追っかけをやっているかもしれないです。


なぁ~~んてね。


いや、でも、もしかしたら、


「オレの月命日なのに…」なんてボヤいてるかもしれないですけどね。

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