いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

救急車

仕事帰り、救急車を見かけました。


周りに数台クルマが停まっていたし、ミニパトが一台来ていたし、


何かあったのかもしれません。


交通事故? それとも事件性があったりして…。多分それはないでしょうけど。




どんな人が救急車に乗るのかなぁ、と思いました。


あの救急車はもしかしたら、旦那さんと私を乗せた同じ救急車かもしれないなぁ…とも。


そして、運ばれる人はこれからどうなるのかなぁ…とも考えました。




近しいの方の奥さんが倒れられた時も思いは複雑でしたが、


今日救急車を見た時も、旦那さんと私が乗った時のことを思い出してしまって、


かなり複雑な気持ちになりました。



ちなみに、↑ の記事の奥様は(ヘンな言い方ですけど)今も生きておられます。


ただしお若いのにくも膜下出血だそうで、退院されたという話はまだ聞きません。


どのような後遺症があるのかないのか、事が事なので簡単には伺えずにいますが、


くも膜下出血の後遺症だとしたら、そんなに軽いものではないのかもしれません。


旦那様は気丈に振舞っておられます。


なんだか気の毒な気もします。





うちの旦那さんのように、パッと逝ってしまうのがよいのか、


はたまた仮に後遺症が残っても、生き続けるのがよいのか。



そして、本人にとってはどちらがよいのか、


家族にとって、どちらがよいのか。



後遺症の状態によっても違うだろうし、人さまざまだと思います。


だけど。


家族の勝手な思いとしては、


いくら後遺症が残ったとしても、やっぱり生きていて欲しかった。


旦那さんの顔が見られたら、ただそれだけでよかったのに。





歳が歳ですから、私の親しい方は皆さんご家族がいます。


奥さんがいたり、旦那さんがいたり、


お子さんがいる方もいれば、ご健在なお母様と同居されている方もいます。


いいなぁ、羨ましいなぁ…と思います。


なんで私ばっかり、ひとりなんだろ。


さっき救急車を見た時も、運ばれてゆく人のご家族のことを考えました。


「あぁ助かってくれれば、ご家族が、私のように悲しまなくて済むのにな」


と思う善人の私と、


「私がこれだけ苦しい思いをしているんだから、この理不尽な思いを  
 ほかのだれかにも味わってほしい」


と思う悪魔の私がいます。





善人の私も私で、悪魔の私も私。


どちらも私。

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