救急車
仕事帰り、救急車を見かけました。
周りに数台クルマが停まっていたし、ミニパトが一台来ていたし、
何かあったのかもしれません。
交通事故? それとも事件性があったりして…。多分それはないでしょうけど。
どんな人が救急車に乗るのかなぁ、と思いました。
あの救急車はもしかしたら、旦那さんと私を乗せた同じ救急車かもしれないなぁ…とも。
そして、運ばれる人はこれからどうなるのかなぁ…とも考えました。
近しいの方の奥さんが倒れられた時も思いは複雑でしたが、
今日救急車を見た時も、旦那さんと私が乗った時のことを思い出してしまって、
かなり複雑な気持ちになりました。
ちなみに、↑ の記事の奥様は(ヘンな言い方ですけど)今も生きておられます。
ただしお若いのにくも膜下出血だそうで、退院されたという話はまだ聞きません。
どのような後遺症があるのかないのか、事が事なので簡単には伺えずにいますが、
くも膜下出血の後遺症だとしたら、そんなに軽いものではないのかもしれません。
旦那様は気丈に振舞っておられます。
なんだか気の毒な気もします。
うちの旦那さんのように、パッと逝ってしまうのがよいのか、
はたまた仮に後遺症が残っても、生き続けるのがよいのか。
そして、本人にとってはどちらがよいのか、
家族にとって、どちらがよいのか。
後遺症の状態によっても違うだろうし、人さまざまだと思います。
だけど。
家族の勝手な思いとしては、
いくら後遺症が残ったとしても、やっぱり生きていて欲しかった。
旦那さんの顔が見られたら、ただそれだけでよかったのに。
歳が歳ですから、私の親しい方は皆さんご家族がいます。
奥さんがいたり、旦那さんがいたり、
お子さんがいる方もいれば、ご健在なお母様と同居されている方もいます。
いいなぁ、羨ましいなぁ…と思います。
なんで私ばっかり、ひとりなんだろ。
さっき救急車を見た時も、運ばれてゆく人のご家族のことを考えました。
「あぁ助かってくれれば、ご家族が、私のように悲しまなくて済むのにな」
と思う善人の私と、
「私がこれだけ苦しい思いをしているんだから、この理不尽な思いを
ほかのだれかにも味わってほしい」
と思う悪魔の私がいます。
善人の私も私で、悪魔の私も私。
どちらも私。