いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

クリスマス・イルミネーションを横目に見て

夕方、駅の近くに用事があったので、


1年ぶりに、駅前広場に飾り付けられたクリスマス・イルミネーションを、


横目で眺めて帰って来ました。


(横目で…というのは、運転しながら横目で見たからです。


それからもう一つ、横目になった原因は、


恋人同士や家族連れの幸せの象徴のようなクリスマス・イルミネーションを、


とても直視する気になれなかったからでした。)





自治体が力を入れているだけあって、毎年豪華な仕上がりになってるし、


今の季節しか見られないイルミネーションなのだから、


クルマから降りて鑑賞することだってできたんですよ。


(実際、平日の夜にもかかわらず随分人は出ていたし、


スーツの男性が何人かつるんで歩いてて、あれは今はやりの『早めの忘年会』?)




だけど、クルマから降りて鑑賞する気には、まったくなりませんでした。


むしろ、昨年同様、人混みを避けて逃げるように帰ってきました。



第8波流行の中、自治体による感染対策もだんだん弱腰になり、


(私の事務所近辺の老人施設ではクラスターが発生中ですが)


出歩く人の数は以前から段違いに増えています。


その人たちの騒がしさと、頭上にきらめく豪華なイルミネーション。


私から見たら、なんだか全然美しくないです。


家族や恋人同士に嫉妬の気持ちがあるからでしょうけど、


あんなの全然クリスマスじゃなくて、ただの、浮かれたお祭り騒ぎじゃないですか。




私はクリスチャンじゃないけど、


私にとって、


あの豪華な騒がしいイルミネーションと、家に飾った小さなクリスマス・ツリーとは、


意味が全然違う気がしてます。


私にとっての、小さなライトがテラテラ光るクリスマス・ツリーは、


旦那さんと過ごした楽しい素敵なクリスマス・イブだったり、


小さいころ、家族とおごそかにクリスマス・ケーキやチキンを切り分ける夜だったり、


そういう事を思い出すのが、我が家の小さなクリスマス・ツリーなんです。


そして、それこそが、本当の昔からのメリー・クリスマス、のような気がするのだけど。




だから、今のお祭り騒ぎのクリスマス・イルミネーションなんて


私は大っ嫌いです。


とかいっても、結局ひとりぼっちのひがみといえば、それまでなんですけどね。



×

非ログインユーザーとして返信する